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「運転しやすい」ミニバンとは?(2ページ目)

ミニバンは運転しにくそうと思う人もいるはず。だが用途に応じて選択すれば快適。最新のルノー「グランセニック」「カングー」、日産「ラフェスタ」はいずれも運転のしやすさに配慮しているミニバンだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

街中中心なら二重丸

メタリック系のボディカラー採用車はフルカラードバンパーに。全長4035×全幅1675×全高1810mm。排気量は1.6LでMT、ATから選べる。180万円~214万円欧州では商用車ユースのルノー・カングーもマイナーチェンジ。日本では個性的なオシャレなバンとして移動販売車、あるいは多趣味なユーザーに愛されている。両側スライドドアや観音開きのダブルバックドア、見上げるばかりの広大な頭上空間、積載性の高さ、飛行機の荷物入れのようなオーバーヘッドコンソールなど便利な装備加えて、新デザインのシート生地、12V電源の追加、オンボードコンピュータ、ブレーキアシスト、EBDの電子制御駆動力配分システムなどが装着されている。従来は高速道路で強い横風に見舞われると、車線半分くらい移動するような感覚に襲われることもあったが、EBDの装備などで改善されているはずだし、街中中心であればなんの不満はない。

疲れ知らずのシート

フロントマスク
リアビュー
内装ではシート生地を変更。圧倒的な収納力が目を引くが、きちんと座れる至極のシートも魅力
カングーの魅力は、なんといってもシートのよさ。日本に入ってきているフランス車の中でも上位に入るのではないか。ロングランでもまったく疲れ知らず。運転席、助手席は極上だ。カングーもグランセニック同様に素晴らしいシートが、運転することにも大いに貢献すると教えてくれる。運転しやすいとは単にサイズの問題ではないのだ。

後席はもう少しホールド性があるとラクだが、座り心地はいい。もちろん、広大な頭上空間なのでボディサイズの小ささを感じさせない。とはいえ、運転しにくいわけではなくハイトワゴン感覚で運転できる。3列シートが絶対条件ではなく、約1.8mの全高さえ許せば、コンパクトカーを探しているユーザーにも、新しい趣味など新たな世界に導いてくれるかもしれない。たいていの趣味なら受け入れている積載性は、本国では商用車だけあって折り紙付きだ。

次ページでは、日産「ラフェスタ」について。
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