HSV-010に対する大きな期待

ARTA NSX
【写真提供:本田技研工業】
「HSV-010」の写真を見てみると、NSXのイメージを踏襲するものであることが分かる。アキュラブランドでリリースされるのでは?と噂された次期NSXはおそらくこういうフォルムになるはずだった?などといろんな想像が膨らんでしまうが、何にせよ、ワクワクさせてくれるデザインであり、もしこれがかっこよくないデザインであればそんな想像さえも膨らまないのである。

今年は「インサイト」の大ヒットでエコカーに力を入れ、逆に唯一のスポーツカーであった「S2000」の生産を中止し、次期NSXも開発中止、さらにF1からも撤退など、ホンダはレース活動やスポーツカーフィールドから徐々に距離を置き始めていた。「ホンダはミニバンメーカー、エコカーメーカーだ」最近はレースファンの間でもそんな落胆の声が多数聞かれ、創業者である本田宗一郎の持っていた「ホンダイズム」はレースの世界では失われたと多くの人が思っていた。

しかし、F1撤退、国内の二輪レース活動縮小があった中でも、こうして「SUPER GT」用のニューマシンの準備が着々と進んでいたことはスポーツカーファン、レースファンには嬉しいことではないだろうか?

「NSX」での挑戦で培ってきたノウハウや技術は決して無駄にはしない。そして、さらに挑戦を続ける。今や世界規模で大きく成長した大企業ホンダの中にあっても、レース部門の人達が一生懸命頑張っている姿がこの発表された1枚の写真からだけでも私には伝わってくる。

「勝つんだ!」マシンがそう言っているように思えてならない。
そんな人たちの思い、そしてホンダユーザーの思いを乗せて、フラッグシップカー「HSV-010」はサーキットを疾走する。
HONDA HSV-010GT
【写真提供:本田技研工業】

開幕戦のチケットは早めに取っておこう

今後のスケジュールだが、「HSV-010」は年内にはシェイクダウンされ、1月2月中に熟成が進められていくようだ。今後、シーズンオフ中のサーキットで「HSV-010」が見られるチャンスは非常に多いだろう。さらに毎年恒例となっている合同テストも、今年は鈴鹿が改修工事中だったため岡山で開催されたが、来年の開幕戦は鈴鹿であるため、再び鈴鹿で開催される可能性が非常に高い。実際にその走りを観ることができるチャンスである。

そして、「HSV-010」はいよいよ来年3月の「SUPER GT」開幕戦・鈴鹿サーキットでデビューする。仮に「NISSAN GT-R」が3.4リッターエンジンを搭載することになればGT500クラスはいよいよ役者が揃い、よりエキサイティングなレースが見られることになるだろうし、いろんな意味で来年の「SUPER GT」は盛り上がることは間違いない。3月20日・21日に開催される開幕戦のチケットは発売されたら早めに取っておいた方が良さそうだ。

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