「インディカー」を日本で楽しめる!
9月17日(木曜日)から19日(土曜日)まで、栃木県にある「ツインリンクもてぎ」では「2009 IRL インディカー・シリーズ 第16戦 ブリヂストン インディジャパン 300 マイル」(通称インディジャパン)が開催される。アメリカ最高峰のモータースポーツ「インディカー」のレースを日本で楽しめる恒例のイベントだ。今年はこれまでの春開催から秋開催に変更されたため、「白熱のチャンピオン争い」を楽しむことができることになり、盛り上がりが期待されている。オーバルコースを疾走するインディカーのマシン 【写真提供:本田技研工業】 |
アメリカのF1と言われるが・・・
「インディカー」シリーズは最もシンプルに紹介すると、アメリカのフォーミュラカーレースだ。フォーミュラカーとは大きな意味で「規定に沿った寸法に合わせて作られるレース専用車両」と訳すことができる。まさに地上の戦闘機とも言える尖ったフォルムを持ったレーシングカーだ。その頂点に立つのがご存じ、フォーミュラワン=F1である。しかし、フォーミュラカーというのはあくまでヨーロッパ的な呼び方であって、アメリカでは「オープンホイール」と呼ばれる。乗用車などタイヤがボディカウルに覆われたマシンに対して、ヨーロッパで言うフォーミュラカーは「タイヤ(ホイール)が剥き出し」という意味の呼称がつけられている。何とも分かりやすいダイレクトな呼び方ではないだろうか。そう、この分かりやすさこそがアメリカンモータースポーツの神髄なのだ。
3台で並走するインディカー 【写真提供:本田技研工業】 |
現在の「インディカー」では全車がイタリアのダラーラ車のシャシー、日本のホンダの3リッターV8エンジン、タイヤはブリヂストングループのファイアストンタイヤを使用している。