新規定合致のレクサスSC430が問答無用で王座を狙う！
今年から完全に「レクサス」ブランドで参戦のトヨタ系は2009年レギュレーションに合致した「レクサスSC430」を5台投入。ドライバーラインナップも脇阪寿一、伊藤大輔、立川祐路らの国内トップクラスの実力派が名を連ねる。ニューマシン投入でいよいよ彼らの本領が発揮されるシーズンになるか？ |
| 【レクサスSC430】 3.4リッターV型8気筒エンジンをフロントに搭載したリア駆動マシンという2009年から始まるGT500の統一レギュレーションに準ずるマシンを製作してきた「レクサス」。昨年までのマシンに比べて高級スポーツカーらしい気品を感じるデザインになった。新規定に沿った唯一のマシンということでシーズン中に実施される可能性がある性能調整などの面では常にこのマシンが基準となる。５台中４台が実力と実績のあるブリヂストンタイヤを装着するためテストが禁止される今年はデータ収集面でもBS+LEXUS勢は有利にレースを進めるだろう。 |
【SC430ラインナップ】
#6 ENEOS SC430 （伊藤大輔／B・ビルドハイム）(BS)
#35 KRAFT SC430 （石浦宏明／大嶋 和也）(BS)
#36 PETRONAS TOM'S SC430 （脇阪寿一／A・ロッテラー）(BS)
#38 ZENT CERUMO SC430 （立川祐路／R・ライアン）(BS)
#39 DUNLOP SARD SC430 （A・クート／平手晃平）(DL)
開幕ダッシュで２連覇を狙うNISSAN GT-R！
ニッサンは今年もフラッグシップマシンの「NISSAN GT-R」で戦う。エンジンは2009年の規定に合わせたものを開発することができずに、昨年同様の4.5リッターV8のVK45DEを搭載する。今年はニスモのワークスが１台体制になることから４台でのレースとなり、少数精鋭で連覇を目指す。 |
| 【NISSAN GT-R】 SUPER GTマシンの中で最も人気の高いNISSAN GT-Rは基本的に昨年型を踏襲するマシンである。テストが禁止される今年はその蓄積したデータがシリーズを戦う上で大きなアドバンテージになることは間違いない。性能調整でリストリクターが絞られ最低重量もNSX,SC430に比べて重いが開幕ダッシュを狙ってくるだろう。KONDO RACINGが引き続きヨコハマ、ハセミモータースポーツが久々にGT500に復帰するミシュランを履くことも注目点で、シーズン途中、あるいは後半にシリーズの行方を面白くしてくれるのではないだろうかと期待している。 |
【GT-Rラインナップ】
#1 MOTUL AUTECH GT-R （本山哲／B・トレルイエ）(BS)
#3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R（R・クインタレッリ／安田 裕信）(MI)
#12 IMPUL カルソニック GT-R (松田次生／S・フィリップ）(BS)
#24 HIS ADVAN KONDO GT-R（J・P・オリベイラ／荒聖治）(YH)
厳しいシーズン予想も後半の巻き返しに期待のNSX！
ホンダは昨年同様に５台のNSXを投入する。エンジンは3.5リッターから規定に合わせて3.4リッターにボアダウンされるがMRであることは変わらないし、V6が規定にあっていないことから厳しい性能調整が課せられている。シーズン序盤はおそらく非常に苦しいレースになるだろうが、着実にポイントを重ねていくことでシーズン後半につなげていきたい。 |
| 【HONDA NSX】 2009年の新・車両規定では空力面で大幅にダウンフォースが削減されている。コーナリングマシンとして名高いNSXにとっては新規定は非常に厳しいもので、課せられた性能調整も相まって３車種の中では最も苦しい立場にある。実質的なワークスチームは写真の「ROCKSTAR 童夢NSX」でX JAPANのYOSHIKIがコラボレーションに加わることも話題に。道上／小暮のコンビで悲願の王座を狙う。 |
【NSXラインナップ】
#8 ARTA NSX（R・ファーマン／伊沢拓也）(BS)
#17 KEIHIN NSX（金石年弘／塚越広大）(BS)
#18 ROCKSTAR 童夢NSX（道上龍／小暮卓史）(BS)
#32 EPSON NSX（L・デュバル／中山友貴）(DL)
#100 RAYBRIG NSX（井出有治／細川慎弥）(BS)
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