F1日本グランプリで使われたグリーンラインのタイヤ

静岡県・富士スピードウェイで開催されたF1世界選手権・第16戦『フジテレビ日本グランプリ』は元王者のアロンソ(ルノー)の2連勝で幕を閉じました。今回は大会運営面で大きな混乱もなく、スタンドに詰めかけたファン達は面白いレース展開に満足げな表情を浮かべていたように感じます。2年目の富士「日本グランプリ」は成功と言えるのではないでしょうか?

さて、今回の日本グランプリでは普段のレースとは異なる特別なタイヤがブリヂストンから持ち込まれ、ファンの目を楽しませました。今回はその特別なタイヤについてご紹介していきましょう。
全車のドライタイヤの溝に緑のラインが描かれた。
【写真提供:Bridgestone Motorsport】
現代のF1タイヤには溝があります。今回の日本グランプリではこの溝(グルーブ)の部分が緑色に塗られたタイヤを全車が使用したのです。真っ黒なタイヤの表面に鮮やかに彩られたグリーンのラインは新鮮かつインパクト絶大でした。

これはF1を主宰するFIA(国際自動車連盟)と共同でブリヂストンが展開している環境啓発活動「MAKE CARS GREEN」キャンペーンの一環として行われた企画で、F1唯一のオフィシャルタイヤサプライヤーであるブリヂストンから世界へ向けた環境啓発のメッセージが込められています。

10月8日(水曜日)に東京都内で行われた恒例のプレスミーティングの席で、この「MAKE CARS GREEN」にちなんだ特別な緑ラインタイヤが使用されることが発表され、会場にはチャンピオン争いを展開するフェラーリとマクラーレンのドライバー4人が登場するなど大きな話題を提供しました。
プレスミーティングのステージではフェラーリ&マクラーレンの4人がMAKE CARS GREENのボードを掲げた。
【写真提供:Bridgestone Motorsport】

F1ビレッジと呼ばれるイベント広場には巨大なブリヂストンブースが登場。
ブリヂストン浜島氏のトークショーでは1本1本、市販のマーカーを使って手作業で溝を塗ったことが明らかにされた。

またF1日本グランプリの会場でもブリヂストンはイベントブースに「MAKE CARS GREEN TYRE」が展示され、イベントを通じてこのキャンペーンの告知が行われました。

次のページではF1タイヤに関する基礎知識をご紹介していきましょう!