何と当時と押しがけでNSRに乗り込んだ!
今回のアトラクションの目玉は何といってもホンダのGP500マシン、NSR500のデモ走行だ。スペンサーが2度目のタイトルを獲得した1985年のマシンで、ファンにとって馴染みの深いロスマンズカラー!2ストローク500ccの爆音がサーキットにこだまし、またもやサーキットは懐かしくメモリアルな空間へとタイムスリップした。そして粋な提案として、フレディが当時と同じ、押しがけスタートを披露。2周半のデモ走行中、スタンドからは大歓声があふれ、その荒々しくも美しいサウンドがサーキット全体を感動へと導いていきました。
押しがけスタートをするスペンサー ファンの喜ぶツボをちゃんと分っている。さすがはアメリカ人! 【写真提供:MOBILITYLAND】 |
1周のアタックを敢行したフレディ・スペンサー。 2ストローク500ccのグランプリマシンのサウンドは格別だった。 【写真提供:MOBILITYLAND】 |
ロスマンズカラーのNSR500について「当時、僕の周りには最高のスタッフが集う環境でレースができていたと思う。NSRは僕にとって、とてもスペシャルなマシンだ」とスペンサーは回顧しました。スペンサーがこのNSRに乗ったのは現役時代を除くと今回が3回目。ツインリンクもてぎで開催されたイベントと英国のグッドウッドフェスティバルオブスピード、そして今回だけ。バイク業界でまさにセレブリティな彼であっても、めったに乗ることができないのです。そういう意味で今年の鈴鹿8耐は往年のロードレースファンにはたまらない瞬間の連続だったでしょう。スペンサーのおかげで、今年は集ったファンが例年以上に楽しそうな顔をしていると感じたのは気のせいでしょうか?
【関連リンク】
鈴鹿8耐 公式サイト
【All About「モータースポーツ」】
All About モータースポーツ トップページ
All About「モータースポーツ」のメールマガジン好評配信中! 登録はコチラ