日本のファンの歓声にご機嫌のスペンサー!
RVFに乗った後インタビューに応えるスペンサー インタビュアーはガイド自身 【写真提供:MOBILITYLAND】 |
あちらこちらから聞こえてくるフレディコールの嵐。まさに日本におけるフレディ・スペンサー人気を証明するかのごとく、サーキットは興奮で包まれました。
そんなフレディは大歓声と大拍手にご機嫌で、フレディにあこがれたライダー達に向けてのアドバイスを問われると「とにかく練習が大切だ。ロードコースが存在しないルイジアナ州で生まれた僕だってロードレースの世界チャンピオンになれたんだよ」と熱い思いを込めて語ってくれました。またホンダコレクションホールが動態保存するホンダRVFの状態の良さに感激した様子で、彼自身も92年以来のタイムスリップを楽しんでいたようです。
当時のチーム監督、奥村氏とそのご家族も記念写真に。 エンジンを始動し感激したという奥村氏。実は長女が誕生したのも92年だそうで、8耐の思い出と共に重ねエモーショナルな気分になったようだ。 【写真提供:MOBILITYLAND】 |
イベントステージでも様々なエピソードを披露!
サーキット内の様々なイベントステージで開催されたフレディ・スペンサーのトークショーは大人気。ファスト・フレディの姿を一目見ようと多くのファンがメッセージボードやフレディのレプリカヘルメットを持参してステージ前に陣取りました。トークショーに登場したスペンサー 【写真提供:MOBILITYLAND】 |
トークショーでは当時の思い出はもちろん、現在フレディがラスベガスで経営するバイクスクール(ライディングスクール)についても紹介。スクールでは様々なカリキュラムがあり、短期でも受講できるとのこと。ちなみに卒業生にはニッキー・ヘイデンらのトップライダーもいるそうで、彼らの活躍が楽しみなんだとか。
また92年の8耐参戦の時は「食べ放題だったミスタードーナツの味が忘れられない」とのエピソードも披露。監督としてのミスタードーナツチーム結成を提案してみましたが、今はライディングスクールと息子のレース活動の手伝いで忙しくて難しいとのこと。6才になる息子はレーシングカートにトライしているそうで、F1ドライバーを目指しているそうです。チーフメカニックはもちろんスペンサー自身。4輪、2輪とジャンルは違えど、世界チャンピオンの息子の将来にも期待がかかります。
次のページではいよいよGPマシンのNSRを駆ったフレディ・スペンサーのデモ走行をご紹介します!