新カテゴリー、スーパーFJマシン!「WEST07J」
入門用フォーミュラカーレースとして最も注目されているのが「SUPER FJ」です。FJの愛称でお馴染みのFJ1600に代わるエントリーフォーミュラとして2007年からレースがスタートしました。「SUPER FJ」はホンダの1.5リッターエンジンとダンロップが供給する専用タイヤの装着が指定されていますが、シャシーは自由に選べます。初年度はウエスト、R&D、MYSTなどのコンストラクターがFJ1600製作のノウハウを活かした鋼管スペースフレームのオリジナルシャシーを開発、製作、販売し、レースに出場しました。下の写真はウエストレーシングカーズのSUPER FJマシン、WEST07Jです。
WEST07J 上級カテゴリーに通じる能力を習得できるウイングを装着。 |
工場でデリバリーを待つWEST07J メインフレームは安全性を重要視して強固に仕上げてある。随分スリムなマシンに見えるがコクピットはFJ1600に比べて拡大されている。Gセンサー内臓データロガーや磁気感知ラップタイム測定機能が付いたデジタルメーターを備えるあたりは現代のレーシングカーらしい部分だ。 |
WEST07Jの鈴鹿サーキットフルコースのレコードタイムは2分16秒104で従来のFJ1600よりも若干速い。もちろんここまで来るとツーリングカーよりも速く、スリックタイヤを使用するインテグラよりも3秒速い!
今後発展が期待されるSUPER FJ 2008年は鈴鹿/もてぎ/筑波/岡山と4シリーズが開催。サーキットをまたにかけて転戦することも可能。また全国のツワモノが集結する日本一決定戦は「ツインリンクもてぎ」で開催される。 |
ウエストの「SUPER FJ」マシン=WEST07Jの車両価格は
388万5000円(税込み、タイヤ・ホイール無し)
これにドライタイヤとウエットタイヤ2セット、ホイール2セットを付けると
429万7860円(税込み)
ランニングコストの試算は鈴鹿選手権の全5レースに出場したとして約176万円(エンジンのオーバーホール1回を含む)。これにサーキットまでの運搬費用やガレージ保管料、レースエントリー料、練習走行料などが必要になってきます。
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