トラブルに泣いたZ4Mクーペ!しかし、その速さは圧倒的
BMW Z4Mクーペ 【写真:MOBILITYLAND】 |
2007年シーズンを最も面白くしてくれた立役者といえばこのマシン、BMW Z4Mクーペです。やはりそのスタイリッシュなルックスと爆発的な速さは魅力的で、チャンピオンは無理だとしても「いつ初優勝を飾る事ができるのか?」注目が集まりました。
しかし、特に前半戦はトラブルのオンパレード。第2戦鈴鹿はトップ目前の所まで追い上げながら、ピット作業時にエアジャッキが降りずに後退。第3戦十勝では燃料ポンプのトラブルで後退、さらに第4戦ではトップ独走中にシフトリンケージのトラブルで緊急ピットインなど、トラブルで勝負権を失うパターンが恒例化してしまっていました。
技術の進化でレーシングカーといえども「そう簡単には壊れなくなった」今の時代に(中にはヒューマンエラーもありましたが)ここまでツキに見放されたマシンも珍しいのではないでしょうか?結局、最高位はZと大バトルが展開された第5戦岡山の2位。体制は申し分ないのに空回りばかり・・・シーズンを面白くしてくれた半面、面白くなくしてしまったのもこのクルマでした。結局のところ、目が離せない存在だったということですよ!
ファリーク・ハイルマンと柳田真孝 【写真:MOBILITYLAND】 |
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