モータースポーツ/その他のモータースポーツ関連情報

平もガードナーも懐かしのマシンも走る!

ライダーにとっては真夏の恒例行事、鈴鹿8耐がいよいよ目前に迫った。今年も鈴鹿8耐はレース以外にも見所が盛りだくさん用意されている。特に往年のライダーのデモ走行は見逃せない!

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

あのTECH21カラーで平忠彦が鈴鹿を走る!

コカコーラゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース第30回記念大会では幻のシーンが再現されることになった。「自分は、一等賞が、好きです」のフレーズが想い出深い、平忠彦と資生堂の男性用化粧品「TECH21(テックツーワン)」の組み合わせ。1990年に悲願の鈴鹿8耐優勝を成し遂げたTECH21と平忠彦の名シーンが鈴鹿に帰ってくるのだ。
1987年 ウイマー/マギー組が優勝したYZF750
(写真提供:モビリティランド)

東京モーターサイクルショーで開催された鈴鹿8耐記者会見で平忠彦氏は自身の鈴鹿8耐を熱く語ってくれた。
(写真:モビリティランド) 
平忠彦は1980年代、空前のロードレースブームの中心にいたヤマハワークスライダーだ。

1985年、TECH21カラーのヤマハFZR750に乗る平忠彦はケニー・ロバーツと組んでトップを快走しながらも残り30分でリタイアを喫した。このシーンは鈴鹿8耐=劇的なドラマの舞台というイメージが世間に浸透するキッカケになった。

それ以来、TECH21と平忠彦のリベンジ、そして平の鈴鹿8耐初優勝は毎年の8耐全体のメインテーマに匹敵する大きなトピックスになっていった。
今回、コカコーラゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース第30回記念大会で実現するデモ走行はちょっと面白い。

1987年、平忠彦がグランプリで負傷し8耐出場を断念。自身は監督として参戦した8耐で、ウイマー/マギー組がヤマハとTECH21に初優勝をもたらした。

今回はその時の優勝マシン、ヤマハYZF750(1987年)に平忠彦が乗るのだ。TECH21カラーの優勝車YZF750+平忠彦という幻のシーンが鈴鹿で見られるというわけだ。当時、観客として鈴鹿8耐に来ていたファンの方は「平の走らなかった鈴鹿8耐」を思い出しながら、デモ走行を見て欲しい!

他にもデモ走行マシンが決定!今年の8耐はメモリアルなイベントに!
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます