2年目はチャンピオンを狙う
全日本F3初優勝となった鈴鹿ラウンドで笑顔を見せた塚越広大 (写真提供:鈴鹿サーキット) |
「海外でのレースを期待している人も多いんですが、今年は日本で走ります。基本的にはまだ何も体制は決まっていません。でも、今年は何が何でもチャンピオンを狙います。
今まで1年目苦しんで2年目でチャンピオンというパターンが多かったので、去年苦労した分、勉強したことを全て出し切れたらいいなと思っています」
ということで、塚越広大の2007年は全日本F3に参戦ということになりそうだ。しかし、最近のF1候補生達のほとんどは海外へ武者修行に出て行っているが塚越は日本でレースをすることをどう思っているのだろうか?
塚越広大 |
海外に行きたい気持ちはあるけど、日本は日本で結果を残さないと。全日本F3のレベルはとても高い。僕は決して楽な年になるとは思いません。やっぱりそんな中で結果を残して世界一を目指したいです」
塚越にとってのライバルは?
塚越広大 |
「そうですね。自分自身との戦いです。誰がライバルというのはありません。
僕は早くF1の舞台に行って勝負したい。そういう目標が決まっているわけだし、遠慮するつもりもないです。
どうしたらチャンピオンを取れるか、何が足りないか、自分だけにしか分からないものがあるんです。それを僕は理解しています」
塚越の目が一段と真剣になった。
F1ドライバーになるという夢に向けて塚越のフォーカスは完全に定まり、微動だにしない。ゼロか百か、まさにそんな気持ちで今年のレースに挑む。
次のページではそんな塚越のファンの方へのメッセージをご紹介する。