50台以上のカメラと90名のクルーを駆使して撮影
アメリカンレースのスーパースターも数多くチャレンジする。元F1ドライバーでインディ500も制したアメリカを代表するレーサー、マリオ・アンドレッティも念願の出場を果たした。 |
映画『ダスト・トゥ・グローリー』はまさにその「なぜ?」に迫るドキュメンタリー映画だ。この映画を撮影した監督はサーフィン映画の巨匠として知られるブルース・ブラウンを父に持ち、自身もサーフィン映画『ステップ・イントゥ・リキッド』でローリングストーン誌から<史上最高のサーフィン映画>と絶賛を受けたドキュメンタリー映画監督、デイナ・ブラウンだ。
「バハ1000」を撮影し映画化するキッカケとなったのはストーリーの軸となる主演のライダー、マイク”マウス”マッコイからの要請だった。マッコイは17歳まではレースに専念し、その後映画の世界に飛び込み、今やハリウッドきってのスタントマンとして知られる男である。彼は本業の映画撮影の合間にレースに参戦する生粋のチャレンジャーでもある。
コースはまさに不毛の地であり、舗装道路などはほとんど無く、起伏に富んでいる。「バハ1000」は一部公道も走るが、その際は制限速度を守らなければならない。しかし、これはレース。3日間ノンストップで走り、速さを競うレースがゆえ、レーサー達は速度制限など守りはしない。バハはあまりに有名なレースだが、同行するだけでも危険なためにテレビ中継は困難とされてきた。その映像化にはかなりの危険が付きまとうが、監督のデイナ・ブラウンはスタッフの安全確保に細心の注意を払いながら撮影したという。迫力のレースシーンは実際にスタントマンをレースにエントリーさせて、待ち伏せして併走させ撮影したそうだ。
人々の冒険はまだ続く。勇気をもらえる映画
次々に訪れるジャンピングスポットや障害物を果敢にクリアしていくチャレンジャーたちの姿を迫力の映像でスクリーンに映し出す。 |
たった3日間で展開されるレースだが、映画『ダスト・トゥ・グローリー』はこのドラマティックな展開を余すところなくフィルムに収めた名ドキュメンタリーだ。レースを戦う人間の心、危険に挑む選手の表情、困難を乗り越える人間の力、そして支える家族の絆、友情の深さ。。。3日間のレースに込められた濃厚な人間ドラマはまさにモータースポーツの真の姿を描いていると言ってもいいだろう。
ゴール地であるバハの水を飲んだチャレンジャーはまた必ずこの舞台に帰ってくるという。チャレンジすること冒険することに魅せられた人々の戦いの物語はきっとあなたの心を熱くしてくれるに違いない。モータースポーツファンならずとも見ていただきたい。
『ダスト・トゥ・グローリー』上映劇場情報
この迫力の映像はスクリーンで見てこそ価値があると思う。ぜひ映画館で見よう! |
配給 : グラッシィ
監督 : デイナ・ブラウン
(関東)
109シネマズMM横浜 9月9日(土)より http://www.109cinemas.net/
(関西)
シネ・リーブル梅田 9月9日(土)より http://www.ttcg.jp/cinelibre_umeda/
シネ・リーブル神戸 9月23日(土)より http://www.ttcg.jp/cinelibre_kobe/
MOVIX橿原 9月16日(土)より http://www.movix.co.jp/ (※閉館)
MOVIX堺 9月23日(土)より http://www.smt-cinema.com/site/sakai/
写真提供 : グラッシィ All Photos ©2005 Dusted Productions, LLC.
バハ1000の情報が一杯のサイト bajabrothers.com