排気量12.8L! AT12段!
三菱ふそう・スーパーグレート。従来の基本性能を維持しながら、「環境性能」「経済性能」「安全性能」を3つの柱として開発された |
たまには普通の人だと乗れないクルマの試乗レポートをお届けしたい。ということで写真やタイトルを御覧頂いている通り、三菱ふそうの新型『スーパーグレート』である。ガイドは大型免許を所有しているため、高速道路を含む公道で試乗してみた。果たして乗り心地はいかに?
新型の特徴は、世界トップのクリーン度を持つ新世代のディーゼルエンジン(ダイムラーベンツ製)に燃費を10%程度改善出来る12段のATを組み合わせてきたことと、追突事故のダメージを大幅に低減できる自動ブレーキシステムを幅広いグレードに装備してきたこと。クリーン&安全がテーマです。
ダイムラーのトラック部門と共同開発した新型エンジン。ターボチャージャーや排出ガスの後処理装置は国内で組み立てられる |
まずエンジン。12.8Lという排気量を持つ直列6気筒のエンジン本体はドイツの工場で組み立てられ、日本に運ばれる。排気ガス浄化技術に関しちゃ日本が先行しているため、ターボチャージャーや触媒、尿素でNoxの除去を行う後処理装置などは三菱ふそうの工場で組むという。
前置きはこのあたりにして試乗ときましょう。飛び降りたら足の骨を折るくらい高い位置にある運転席によじ登り、エンジン始動。思ったより静かである。乗用車と全く同じ形状のセレクトレバーをDレンジンにセレクト。アクセル踏むと「ぐろろろろ~」っと走り出す。発進用のギアは3速だ。