日本国内、秋になるとどこででも見られる草の一つがススキ。どんなところにでも生えているので地味な存在に思えますが、秋の七草の一つにも数えられています。

このススキが観光名所となっている場所が、箱根にあるのをご存じの方も多いことでしょう。ススキが広がる草原は、まさに金色のじゅうたんのようで、秋ならではの景色を楽しむことができますよ。

今回は、神奈川県箱根町にある仙石原のススキの草原をご紹介します。

 

金色に輝くススキの草原

仙石原のススキ(1)
太陽の光をうけて、まぶしく輝く仙石原のススキ。「かながわの景勝50選」にも選ばれている秋の名所です(2000年11月12日撮影)
仙石原(せんごくはら、Yahoo! 地図情報)は、たくさんの観光名所を持つ箱根の中で、御殿場に近い北の方向に位置しています。周囲には良質の温泉が湧き出ていて、見応えのある博物館などの観光施設がたくさんあります。

この仙石原から芦ノ湖の湖畔である湖尻(こじり)、桃源台(とうげんだい)方面へ向かう県道を進んでいくと左手に広大なススキの草原があらわれます。

 

仙石原のススキ(2)
ススキの草原の真ん中に散策路が設けられていて、歩くことができます(2000年11月12日撮影)
この草原は台ヶ岳(標高1,045メートル)の北側斜面にあたる所。10月から11月にかけて、この一帯はススキが一斉に穂をつけ、太陽の光を浴びるとまさに金色のじゅうたんのように見える美しい風景が広がります。

この風景は、「箱根町・秋の仙石原高原」として「かながわの景勝50選」にも選ばれています。

県道から眺めるだけでも見応えのある風景なのですが、この草原には散策路が設けられていて、ススキの穂に囲まれた草原の中を散策することが可能です。山の斜面なので、ちょっとした坂はあるものの、散策路から眺めるススキの草原と周囲の山々の景色が織りなす風景は必見です。

 

仙石原のススキ(3)
ススキの草原の上の方からの眺め。散策路を登ってきた人だけがこの風景を眺められます(2000年11月12日撮影)
例年ススキが見頃になる時期には、草原の近くに臨時駐車場が設けられ、駐車場に車を置いてススキの草原を散策することができますし、土曜・休日には、同じく仙石原にある箱根湿生花園からススキの草原近くを通る循環バス「仙石すすきバス」も運行されます。

ススキの草原を見に来たら、ぜひ金色のじゅうたんの中を歩いてみて下さい。