無料化に弊害はあるのか?
ここ数年ですっかり普及したETC。休日特別割引の期間は2011年3月31日までとなっているが…… |
それにETCの件で民主党に文句を言うのもおかしい。強引に導入したのは自民党政権。もっと言えば「やがて無料になる」という約束で作った高速道路をいつまでも有料のまま(しかもダントツで世界一高い料金)にしてきたのも自民党である。
高速道路無料化に反対する人の意見を集約すると「渋滞が激しくなる」「環境に悪い」「クルマに税金を使うな」という3点。何も知らない人は「だったら有料でも」と思うだろうが、冷静になって考えてみると「本当なのか?」。
休日の高速道路を見ると、現役を引退したご年配の方々も多い。聞けば「平日は高速道路が高いから」。毎日無料なら、今のようなお祭り騒ぎにはなるまい。高速道路を活用すれば、税金のムダ使いの象徴になっているような国道のバイパス作りをやめられる。
今後も必要となる高速道路の維持&管理は、ガソリン諸税や重量税、自動車税に代表される自動車特定財源からお金を出すことになってます。一般財源ではないのだ。街頭インタビューで文句言っている人の財布から出てるワケじゃありません。
環境問題だって交通の流れをコントロール出来るようになれば、総排出量を減らすことだって可能。そもそも環境問題は燃費の向上など技術の進歩で対応するのが、本来の姿。「歩いていた時代に戻れ」は、ますますお金を使わず景気が悪くなる一方だ。
今後しばらくはETCによる恩恵はしっかりと受けられる。せっかく遠くまで行ける“足”があるのに、高速代が高いと言って遠出を控えるのはもったいない。今、新車を購入検討の方は迷わずETCを装着することをオススメします。