新型プリウスでは絶望的
新型プリウスの人気は留まることを知らず、現在納車は2010年6月以降となっている。しかし、環境対応車への買い替え・購入補助を受けるためには2010年3月末までに新車登録をする必要がある(写真は新型プリウス) |
8月下旬に入り、プリウスの納期がほぼ10ヶ月待ちの2010年の6月以降となってしまった。15万円+αのエコ減税は受けられるものの、10万円または25万円の購入補助に関して言えば絶望的(キャンセル待ちを狙えば可能性はある)。
それならレクサスHS250hを狙おうという人も少なくなかったようだ。考えてみるに、プリウスの最上級グレードを買うと327万円。装備内容は395万円のHS250hもほぼ同じ。購入補助まで考えるなら、さらに差額は少なくなる。
しかしHS250hも発売と同時に問い合わせが殺到。月販500台の販売計画ながら、もはや1万2000台ものオーダーを受けてしまい、これまた2010年3月末までの納車は厳しい状況になってきた(8月25日現在で2010年4月納車予定)。
従来型プリウスに購入補助+燃費を考慮に入れれば実質110万円程度。ヴィッツ「1.0 B」グレードの107万6000円に肉薄する値段だ(写真は従来型プリウス) |
どうしたらいいだろう? 打てる手は二つ。まず継続販売している従来型プリウスを買う作戦。もし車齢11年以上のクルマを手放してプリウスを2009年3月末日までに購入するなら、エコ減税/補助と合わせ40万円近く安く買えてしまう。
従来型プリウスなら納期も新型ほど長くなく、まだ間に合う。しかも従来型プリウスはインサイトと同等以上の装備内容(アルミホイールやオーディオが標準)を持ちながら189万円と安い。エコ減税/補助を受けると150万円になるから驚く。
もはや普通のコンパクトカーと変わらないのだ。いや、コンパクトカーに対し、ガソリン代は1万km走行毎に4万円近く安く付くため、10万km走れば40万円も浮く計算。110万円のコンパクトカーと同等の総コストで買えてしまうのだ。
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