プリウスよりジェントル
レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse」に基づき空力性能を追求したエクステリアデザイン。クラストップレベルのCD値0.27を実現している |
レクサスHS250hの試乗会が行われたので、早速レポートしてみたい(紹介は前回したのでそちらを)。セレクトレバーをDレンジに入れスタート! するとどうよ! 先代よりも圧倒的に滑らかなエンジン始動性を実現した新型プリウスと比べても、さらにスムースじゃありませんか!
普通に走っているとエンジン掛かったかどうかも解らないほど。しかも振動を抑えるバランスシャフトが付いているので、エンジンそのものも滑らか。やはりプリウスより車格が上ということで、静粛性やスムーズさを追求したんだろう。レクサスというブランドイメージにふさわしい仕上がりである。
先進技術の採用とともに高い安全性能を持つ。プリクラッシュセーフティシステムは、後続車の接近を察知し、追突の可能性があるとハザードランプを点滅させる |
絶対的な動力性能は必要にして十分。アクセル全開にしてみたら、3リッター級エンジンを搭載したクルマと同じくらい速い。ただアクセルレスポンスに関して言えば、もう少し元気良い方が好み。普通の無段変速CVTと同じで、アクセルを深く踏み込んだ直後は反応鈍いのだ。
聞けば「プリウスのように反応の良い加速にすることも可能なのですが、レクサスということでジェントルにしました」。このあたりは好みの問題か? 購入を考えている諸兄は、試乗の際に安全を確認の上、加速をチェックしてみて欲しい。アクセルを踏んで2秒後の加速感についちゃ文句ありません!
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