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新型istの謎を解くカギは、米国にあり

フルモデルチェンジしたistはどこかフシギ。ボディは大型化、デザインは強烈になり、価格は大幅アップ。なのに新技術の投入はほとんどない!? いったいistはどこへ向かっているのだろうか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

「大きく」「高く」なりました

istフロント
ボディサイズは全長×全幅×全高3930×1725×1525mm。価格は165万9000円~199万5000円
新型ist(イスト)を見て「どうしちゃったの?」と感じた関係者は少なくなかったようだ。最近のフルモデルチェンジ、内容を大幅にグレードアップさせながら価格据え置きというケースが多い。なのに新型istときたら、従来型より大雑把に言って30万円近く値上がりしてしまった。

何しろ最も安い「150X」で165万9000円。先代の売れ筋グレード「F・Lエディション」は1.3リッターエンジンながら138万6000円でしたから。参考までに書いておくと、先代の価格帯ならヴィッツクラスに属す。一方、新型istになると2クラス上のプレミオやアリオンとバッティングしてしまい、もはやコンパクトカーとは言えず。

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