ドイツで感じたウィークポイントやいかに?
今回は日本の典型的な道路環境でLS600hをテスト。シャープな味付けを施された「バージョンS Iパッケージ」に乗り込んだ |
まず19インチタイヤ+アクティブスタビライザーを装備する標準ボディの「バージョンS Iパッケージ」(1110万円)から。このグレード、オーナーが自らハンドルを握るための仕様となっており、最もシャープな味付けを持つ。
ドイツで試乗した際、大いに気になった高速域での落ち着きの無いステアリングフィールは、常識的な日本の速度域なら「多少落ち着きませんね」といった程度。依然として好ましくないものの、決定的な弱点というほど悪くない。ただ付いているメリットもあまり感じず。
1000万オーバーの価格を考えると……
レクサスLS600h。全長×全幅×全高5030×1875×1475mm。5リッターV8DOHCエンジン&モーターのハイブリッドユニットを搭載する。「600」は6リッター並のパフォーマンスを持つことに由来。970万円~1220万円 |
いろんな意味で標準ボディにのみ設定されている19インチタイヤ+アクティブスタビライザー付きは、今後の熟成を待ちたいところ。もし自分で運転するのなら、18インチタイヤ仕様を推奨しておく。
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