インテリアの素材などはライバルに負けてない
実質的にセルシオの後継モデルとなる『レクサスLS460』の国際試乗会がオーストリアで行われた。早速レポートをお届けしたい。試乗出来たのは、アメリカ仕様とヨーロッパ仕様のロングボディ(日本仕様は最終スペックを開発中とのこと)。まずアメリカ仕様から。厚いドアを開けて運転席に座ると、お~!スイッチがたくさん並んで豪華豪華。インテリアの質感や使われている素材(革など)のクオリティは、ライバルとなるベンツSクラスやBMW7シリーズに負けていない。広さ感もいい勝負。セルシオより車格を一つ上げたようなイメージだ。
スタートボタンを押す。新開発の4,6リッターV型8気筒381馬力が「クォン」と遠くの方で回り始める。ATは8速! Dレンジをセレクトしてアクセルを踏むと、これまた遠くの方からエンジン音が聞こえ、驚くほど滑らかに走り出す。
変速ショックの少なさを予想していたものの、ここまでスムーズだと思わなかった。ギア変わるの、全くと言って良いくらい解らない。良好な路面だと乗り心地も極上。滑るように走る感じ。なるほどトヨタが全力を挙げて開発したクルマだけあると感心しきり。
続いてハンドルを握ったロングボディのヨーロッパ仕様は(リアシートに座ると足が組めるほどのスペース)気持ち足回りがスポーティな感じになるが、これまた基本的にスムーズ。いずれも「苦しゅうないぞよ」。