
普通の軽自動車と違うパッケージは受け入れられない?
このクルマ、評価が非常に難しいと思う。自動車好きから見れば、もう手放しで褒めてしまいたい。されどライバルメーカーによれば「一度アイみたいなクルマを作ってみたいけれど、いろんな意味でとても難しいです」。
ハード面のハードルも高い。後方にエンジンを搭載するレイアウトのため、どうしてもリアシートの着座位置を低くできないのだ。結果、全高1600mmと、タワーパーキングに入らない高さになってしまった。それでいて居住空間は同じ車高のFFに届いておらず。
また、前輪の接地荷重が少ないため、ハンドルの”手応え”を出すのに苦労する。前後の荷重配分はポルシェ911やミドシップスポーツカーのような後輪寄り。この配分、安定性を確保しようとすると、堅めのサスペンションじゃないとダメ。試乗してみると、なるほどスポーツモデルのような乗り心地であります。高価で室内広くなく、乗り心地堅め。どう考えても普通の軽自動車と違う。