4年ぶりの新型モデル!! 三菱期待のSUVエクリプス クロス

三菱自動車エクリプスクロス

三菱自動車エクリプスクロスのボディサイズは、全長4405×全幅1805×全高1685mm。ホイールベースはアウトランダーと同じ2670mm。


三菱自動車にとって約4年ぶりのブランニューモデルとなる新型SUVエクリプス クロスが2018年3月1日から発売された。

アウトランダーとプラットフォームを共有しながらも同社の最新技術が満載されている注目のSUVで、ボディサイズは全長4405×全幅1805×全高1685mm。2017年のSUVでナンバー1に輝いたトヨタC-HRは、全長4360×全幅1795×全高1550mmなので、エクリプス クロスの方がひと回り大きくなっている。

三菱自動車エクリプスクロス

ボディサイズは、三菱自動車アウトランダーとRVRの中間に位置し、価格帯は253万2600円~309万5280円


SUVにクーペの要素を融合させたクロスオーバーSUVという点では、人気のC-HRと同じで、エクリプス クロスはひと回り大きなボディサイズを活かし、前後席ともにさらに余裕がある。サイドから眺めると後席の広さも気になるところだが、見た目よりも広く、子どもが2人いる4人家族でも十分に対応してくれそうだ。

1.5L直噴ダウンサイジングターボでも必要十分

三菱自動車エクリプスクロス

SUVらしいダイナミックな造形で、コンソールを囲むシルバー加飾が目を惹く


走りでの注目はまず、新たに開発された「4B40」型の直噴ダウンサイジングターボだ。1.5Lの直列4気筒DOHCターボは、150ps/5500rpm、240Nm/2000-3500rpmというスペックで、8速スポーツモードCVTが組み合わされる。

1人乗車で山道や高速道路を走ると、その力感はスペック以上に感じる。CVTの仕上がりが秀逸ということもあって、ストレスのない加速を味わえるのだ。

三菱自動車エクリプスクロス

後席は外観から想像するよりも頭上、足元に余裕があり、身長180cmの乗員4人が余裕でロングドライブを楽しめそう


子細に観察すると、わずかにターボラグを感じさせるが、低速段のクロスレシオ化、CVTのステップ変速などにより、主に急加速時に感じられる音ばかり高まって速度がついてこない、つまりリニアな加速フィールではない、というCVTの欠点がかなり抑制されている。

高い静粛性と軽快なフットワークが魅力

三菱自動車エクリプスクロス

後席のスライド位置により荷室容量は341L~448Lの間で変わる。シングルフォールドダウンによるシンプルな操作性で、荷室下にはアンダーボックスも用意


さらに、走りでの美点は静粛性の高さだろう。100km/h巡航時のエンジン回転数は1900rpm前後で、エンジン音が抑制されている。また、タイヤ由来のロードノイズや嫌な風切り音の車内への侵入をほとんど感じさせない。

一方で、高速走行時の直進安定性は、ドイツ製SUVのように矢のように走り続けるという感触までは至っていない。直進安定性と高いハンドリング性能は、トレードオフの関係になりがち。エクリプス クロスの扱いやすく軽快なフットワークからすると十分納得できる範囲ではあるが。

三菱自動車エクリプスクロス

前席も横方向に余裕があり、シートサイズも大きめ


なお、S-AWCによる高い旋回性能は、以前クローズドコースで確認済みだったが、実際のワインディングでもその素直で扱いやすいフィールには感心させられた。

また、乗り心地は若干硬めという印象。ただし、ボディの剛性感が高く、嫌な揺れが続くようなマナーの悪さはない。クルマ酔いしやすい子どもがいるファミリーにもオススメできる乗り味だ。

スマートフォン連携ディスプレイオーディオの完成度も高い

三菱自動車エクリプスクロス

スマートフォン連携ディスプレイオーディオを初採用。タッチパッドコントローラーやヘッドアップディスプレイなどによる新しいHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)を採用


そのほか、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報などの予防安全装備や、同社初のタッチパッドコントローラー付のスマホ連携ディスプレイオーディオ(SDA)の操作性も「初出」としてはなかなか使いやすい。SDAは「Apple Car Play」や「Android Auto」にもちろん対応する。

タッチパッドコントローラー自体の操作性だけでなく、SDAの操作性もよく練られている。このあたりは、マツダコネクトなど他社のインターフェイスをよく研究しているように思えた。

個人的には、走行時の後方視界を上下に分割する、上下2段式テールゲートウインドウの視界が慣れを要しそうな点と、日本仕様はなんとか全幅は1800mmに収めて欲しかったと感じたが、4年ぶりのブランニューモデルらしい力作に仕上がっているのは間違いない。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。