レクサスの新車種は国産車の超不得意分野!

いよいよレクサス店が営業を開始する。雑誌などメディアのレポートを読むと、基本的にベタ誉め記事ばかり。果たしてレクサス、そんなに良いクルマなのだろうか? 開業を前に一人くらい冷静なレポートを書くジャーナリストが居てもいいと思う。

ソアラのマイナーチェンジ版となるSC430
まず車種ラインナップから。アメリカでは最上級車種の『LS』(セルシオ)から華々しくスタートしたレクサス店ながら、日本を見るとBMW5シリーズと同じクラスになる中間車の『GS』と、継続生産車である『SC』(ソアラ)の2車種。1ヶ月遅れてBMW3シリーズ対抗の小型車『IS』が加わる。

興味深いことに、3モデルともこれまで日本車の超不得意分野。トヨタの販売力を持ってしても、月間3ケタという登録台数だった。むしろ輸入車の方が売れていたくらい。逆に考えれば「輸入車と同じくらいの魅力とブランドイメージがないと売れない」というジャンルなんだろう。果たして輸入車に勝てるだろうか? 

ISと3シリーズを比べてみよう。ISの価格は2,5リッターV6エンジンを搭載する『250』で390万円。399万円の2リッター4気筒を搭載する『320i』とガチンコの価格設定としている。絶対的な動力性能からすれば、500ccのアドバンテージを持つIS優勢。けれど実車でチェックしてみると、どんな基準を持ってしても3シリーズに軍配を上げたい。

アルテッツァ後継のISもどんなクルマにしたいのか分からない
ISの決定的な弱点は「どんなクルマにしたいのか解らない」ということだと思う。運転席に座ると、驚くほどタイト。いや「狭い」と表現すべきだろう。もしかしたらポルシェの如くスポーティフィールを出すため積極的に狭さを演出しているのかもしれないが、見当違いじゃなかろうか。

スポーツカーが狭いのは「狭くしようとしてる」んじゃなく、大きなエンジン積み、重心を低くするため車高を低くし、空気抵抗を減らすべく車体の断面をタマゴのように丸くした結果「仕方なく狭くなってしまった」のだ。新しい3シリーズを見ると、ボディサイズを大型化して室内を可能な限り広くしている。4ドアセダンの存在価値は「前後にキッチリ人が座れること」。

100歩譲って「リアシートに成人男性が座れず、運転席と助手席でさえタイトな4ドア車」を作ったなら、それなりの質感や雰囲気が欲しいと思う。

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