最大のライバルとなるホンダ・フィット |
動力性能はクラストップ! フィットも同じCVTを使うものの、スタート用にトルクコンバーター使う(フィットは電子制御の油圧クラッチ)。コストアップの要因になるが、やっぱりトルコンはスタートダッシュで有利(走り初めから5mの加速)。同じクラスのデミオもトルコンATを使うけれど、70?も軽いためやっぱり勝てない。気になる燃費は、1300?の10・15モードで20?/L。フィットの23?/Lに負けているが「エアコンなど使う実用燃費ならクラストップです」とのこと。これ、近々実走行テストしてフィットと勝負させてみたいと思う。コンパクトカークラスを買うユーザーにとって、燃費は動力性能と同じくらい重要。
走りに定評があるのはマツダ・デミオ |
開発陣によれば「コルトで最も評価して貰いたいのがデザインと品質感です。この二つは一等賞をとるべく頑張りました」。個人的にはフロントグリル中央のボリュームが大きすぎるの除き(けっこう不評。この部分はブーレイ氏というダイムラーからやってきたデザイナーが強引に手直したそうな。オリジナルのデザインのままなら良かったのに)、なかなか良いと思う。果たしてコルト、売れるだろうか? このジャンルで売るためにはデザインやクルマとしての仕上がりと同じくらいイメージ戦略が重要。クルマは強い個性を持たないのを除き十分ライバルに対向出来る仕上がりを持つ。販売戦略さえキッチリ考えれば、きっと期待通り売れるだろう。