1997年に発表され、たちまちブレイクしたカフ・ウォッチといえば、《ボーム&メルシエ》の「キャットウォーク」。ファッション・ショーでモデルたちが練り歩く細長いステージ、キャット・ウォークをモチーフにしたデザインです。
《ボーム&メルシエ》は、1830年に創業したスイス時計メーカーの老舗。品質やデザインにはとことんこだわりながらも、いいものをリーズナブルな価格で提供してくれるブランドなので、ヨーロッパでは高い市場シェアを誇っています。
定番としてすっかり人気が定着した「キャットウォーク」も、両サイドにダイヤモンドが入って¥380,000。イエロー・ゴールド製で文字盤に12石のダイヤモンドが入ったモデルは¥700,000。同じリシュモン・グループに属する《カルティエ》や《ピアジェ》のソリッド・ゴールド(金むく)なら、軽く¥1,000,000は超えてしまうところでしょう。
《ボーム&メルシエ》
右上:「キャットウォーク」スモールモデル
ステンレス・スティール/ダイヤモンド16石/30m防水/クォーツ ¥380,000
右下:「リネア」¥290,000
左:「ハンプトン・ミレイス・ミニ」¥330,000
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時計にも力を注いでいる《グッチ》は、2001年のバーゼル・フェアで、初のダイヤモンド入りウォッチをリリース。この「4605ダイヤモンド」は、カフ・ウォッチとしてはやや細身ですが、マットとポリッシュを組み合わせたステンレス・スティールに、合計約0.3カラットのダイヤモンドをセットしています。
硬質なため、宝石を留めるのが難しいとされてきたステンレス・スティール。しかし、ここ数年来は、ステンレス・スティールにダイヤモンドをあしらったモデルがトレンドです。「4605ダイヤモンド」も、じゃらりとゆるく手首につけて、ジュエリーのような感覚で着けたいもの。今季から発売が本格化したファイン・ジュエリー・コレクションとともに、目が離せない1点です。
《グッチ》 |
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ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン
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