3/3 ダイアンフォンファステンバーグに夢中！ [レディースファッション] All About

ココ・シャネル以来、最も成功した女性
ファッション界のオスカー

2007 SPRING 「All About Eve!」

ベルギー生まれのダイアンは18歳の頃、欧州の由緒ある家柄のプリンスと結婚。妊娠をきっかけに、ドレスコレクションを完成させ、22歳の時にNYへ移り住みました。

72年、ファッション業界にシンプルなニットジャージー素材のラップドレスとともに彗星のごとく登場し、アメリカのファッション史を変えました。その後、離婚し、現在のパートナーである、ハリウッドのビッグマンとして有名な米国メディア界の超大物経営者、バリー・ディラー氏と結婚しました。

ファッション分野以外にも、ホームファニシングやコスメティック事業を手がける実業家としての顔も持っています。
「ニューズウイーク」誌は「ココ・シャネル以来、最も成功した女性」と讃えました。86年にはNY市長から、アメリカンドリームを達成した市民としてメダルを受賞。一時アメリカを離れますが、90年にアメリカに戻ります。それからも写真集や本を出版するなど、精力的な活動を多面的に続けています。

1972年、初めて気に入ったドレスが完成し、ダイアン自らが着用して撮影された写真です。ダイアンの思い入れのある写真で、青山店に入ると、お出迎えしてくれます。「Feel like a woman wear a dress!」（ドレスを着ることで女性を感じて）とダイアンが自ら白い箱に書かれた30年以上前の言葉は、今もなおブランドのコンセプトになっています。

2006年からはアメリカのファッションデザイナーの団体、ファッションデザイナー協議会（CFDA）のトップを務めています。女性の地位向上を訴えるチャリティー運動に参加したり、政界にも多大な影響を与えるなど、その活躍の場はファッション界にとどまりません。

これらの経歴からもわかるように、デザイナーとしてだけではなく、世界中の女性のパイオニア的な存在です。ダイアンが今から30年以上前に発表した着やすいジャージードレスは、まさに時代の要請でした。女性の自由、解放を求めるムーブメントの中、ダイアンは大きな存在になっていきました。

「動きやすい」「オン＆オフ両用」「上品」といったラップドレスの魅力は今も受け継がれ、仕事とプライベートの両方で自分らしさを実現したい女性たちに支持され続けているのです。
ウォッシャブルである点や、着て行ける場所・用途の幅広さ、着心地のよいスリムなラインなど、デザインだけではなく、機能・用途の面も革新的です。


マルチカラーが鮮やかに映えるプリント柄ジャージードレス。蝶と花柄の抽象的なグラフィックが幻想的です。深いVカットの胸元と袖ぐりのふんわり感のコントラストが美しい。　ジャージードレス　68,250円	ラップドレスで、腰回りの少し丸みを帯びたシルエットが新しいドレス。自然界からインスパイアされたコレクションらしく、キュートなテントウ虫を細かく散りばめたヴィヴィットカラーが華やか。　ドレス　67,200円

ダイアンフォンファステンバーグ青山店

女性の活動の自由度を高め、同時にフェミニニティを引き出すというアンチオーソドックスな考えは、知的な表情もプラスしてくれます。このようなストーリーを知ってダイアンにリスペクトを感じて着ると、気のせいでしょうか、女性らしさと強さと自信が自分の中から出てくるようで、服から力がもらえる気がするのです。

【取材協力】
店舗　ダイアンフォンファステンバーグ青山店
住所　東京都港区青山6-1-3　コレッツィオーネ1F
電話　03-3498-4301　

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