カラーコーディネート/カラーコーディネート関連情報

エコカー元年!深化するエコロジーカラー(4ページ目)

流行色は、ファッションから始まり、インテリアや家電、自動車などに伝播していくといわれていました。しかし現在は自動車のカラーがもっとも進んでいるともいわれています。エコカラーの最前線をご紹介します!

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

審査委員特別賞:スズキ「スプラッシュ」
ラグーンターコイズ メタリック2×ダークグレー&ターコイズ

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審査委員特別賞:スズキ「スプラッシュ」ラグーンターコイズ メタリック2審査委員特別賞:スズキ「スプラッシュ」ラグーンターコイズ メタリック2
ヨーロッパ発ジャパニーズデザインをキーにした、スズキの世界戦略車第4 弾。20 ~ 40 代女性がメインターゲット。エクステリア、インテリアともにターコイズを使用し、フレッシュでみずみずしい、躍動感のある色になっています。

松本:
オートカラーアウォードは11年目を迎えましたが、どのような経緯で始まったのでしょうか?

大野さん:
そもそも「オートカラーアウォード」は、JAFCAにおいて日本の自動車メーカーが集まり自動車の色彩研究会活動を行っていた中から、始まりました。自動車色彩研究会(現在は自動車色彩分科会)は、1960年代から始まり、国内の自動車カラーの調査や先々の自動車のトレンドカラーの選定などを中心に活動を行っているものです。

そういった経緯から、「オートカラーアウォード」の対象は、国内市場向けの製品に限定しています。日本国内向けでしたら、輸入車も含まれます。

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審査委員特別賞:スズキ「スプラッシュ」ダークグレー&ターコイズ審査委員特別賞:スズキ「スプラッシュ」ダークグレー&ターコイズ
インテリアの思い切ったコントラスト配色が評価されました。

松本:
「スプラッシュ」はスズキの世界戦略車ですが、審査において、自動車産業のグローバル化は意識なさっていますか?

大野さん:
JAFCAでは、特にグローバル化を意識してはいません。ただ近年、企業のグローバル戦略として最近目立ってきているのは、「おもてなし」や「幽玄」「和」などの、日本の文化を意識したカラーデザインです。これらが、今後世界に影響を与えるような日本発のカラーデザインとなる可能性を秘めているのではないでしょうか。

今後は、海外に向けて日本の色彩文化の発信ということを、自動車に限らず少しずつ行っていければいいな、とは考えています。その一環として、アジア・カラーフォーラムなど、日中韓の研究会などを行なっています。
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グランプリファッションカラー賞審査委員特別賞

【取材協力】
財団法人日本ファッション協会 流行色情報センター(JAFCA)
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