インターナショナルとドメスティック「世界一の美女の創り方」イネス・リグロン著 ¥ 1,575 (税込)マガジンハウス amazon.co.jp1998年、イネス・リグロンが、ミス・ユニバース・ジャパンのナショナル・ディレクターに就任して以降、2003年宮崎京が世界5位、2006年知花くららが世界2位、そして2007年、森理世が世界1位となったように、 日本女性の美が国際的に評価されるようになりました。しかし、日本における日本女性の美の基準と、海外における日本女性の美の基準は同じでないことに、多くの人々が気づくようになったともいえるでしょう。インターナショナルとドメスティックの美の基準の違いは、考え方や行動など多岐に渡りますが、ここでは、肌色の見せ方の違いに着目してみましょう。日本人の白肌志向「カラースタイリング」ダーナ・フジイ著 グラフィック社 amazon.co.jp1991年に発行されたダーナ・フジイの「カラースタイリング」は、髪の毛の色と肌の色によって似合う色を紹介した良書で、ヨーロッパ系白人女性8タイプ、黒人女性4タイプ、ラテンアメリカ系女性4タイプ、日本人を含むアジア系女性は9タイプに分類し、さまざまな民族の女性に適用できるようになっています。この本には、9名のアジア系女性がモデルとして登場していますが、肌を白く見せようとするメイクやスタイリングではありません。白肌志向は日本など極東アジアで見られる傾向ですが、決して色白ではない森理世さんが、ミス・ユニバースの栄冠を得ることができたのは、肌色の見せ方が、インターナショナルな美の基準に適応していたともいえるのではないでしょうか。ミス・ユニバースは極端な例かもしれませんが、自分にふさわしいイメージを描き、そのイメージに近づけるために、「チョウセイ」する力を身につけたいものです。次のページでは、「チョウセイ」する力を身につけるためのヒントをご紹介します!前のページへ1…3456次のページへ