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「ホット」or「クール」色づかいで真夏美人になる

夏らしい鮮やかな色をおしゃれに着こなすために、色彩心理の基本を活用しましょう。「暖色系」を使うと華やかで活発なイメージに、「寒色系」をつかうとクールで都会的なイメージに。色づかいを変えるだけで、あなたのイメージも変わります。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

色彩心理の基本「暖色系」と「寒色系」をテーマに、色のイメージの活用術をご紹介します。

色彩心理の基本「暖色系」と「寒色系」をテーマに、色のイメージの活用術をご紹介します。

記事「真夏美人になるための色×色コーディネート」に引き続き、夏らしい鮮やかな色をおしゃれに着こなすためのテクニックをご紹介します。

色に対するイメージは個人差がありますが、多くの人に共通する感覚があります。今回は、暖色系と寒色系というテーマで、色のイメージを活用したカラーコーディネートの基本をご紹介します。

暖色系と寒色系

赤、オレンジ、黄というように、近い色を隣同士にならべていくと、「色相環」になります。

赤、オレンジ、黄というように、近い色を隣同士にならべていくと、「色相環」になります。

色相とは、赤、青、黄とった色の違いのこと。上の図のにように、近い色を隣同士にならべていくと、「色相環」になります。

赤を中心とする色は、太陽や炎のイメージと重なり、暖かい、熱いという感覚を生み出すことから、暖色系と呼ばれています。一方、青を中心とした色は、水や海のイメージと重なり、冷たい印象を与えるので、寒色系と呼ばれています。このような色の心理的効果やイメージを活用することも、カラーコーディネートの基本の1つです。

暖色系のイメージ

赤を中心とした暖色系のイメージを活用しましょう。

赤を中心とした暖色系のイメージを活用しましょう。

暖色系と呼ばれる赤を中心とした色は、暖かい、熱いといった心理効果が、興奮や情熱といったイメージにつながっていくようです。まずは、暖色系を代表する、レッド、オレンジ、イエロー、ピンクのイメージの違いを把握しましょう。

■レッド(赤)
赤は、情熱やエネルギー、生命力を象徴する強い色。アクティブ、ダイナミック、ワイルド、派手なといったイメージがあります。

■オレンジ
オレンジは、あたたかく、活発な躍動感のある色。カジュアル、フレッシュ、陽気、はつらつとしたイメージがあります。

■イエロー
イエローは、有彩色の中で最も明るく目立つ色。光を連想させることから、喜びや希望といったイメージと結びついています。楽天的、軽快、ほがらかな雰囲気を醸し出します。

■ピンク
ピンクは、赤に白を混ぜた色ですが、赤とは明らかに異なるイメージがあります。甘く優しく、幸福感に満ちた色。女性性を象徴する色として親しまれてきたので、ロマンティック、フェミニン、セクシーといったイメージがあります。

暖色系の配色例とイメージ

暖色系の色の組み合わせでできる、4つのイメージをご紹介します。

■アクティブ
赤、イエロー、オレンジ

赤、イエロー、オレンジ

鮮やかな赤、イエロー、オレンジを組み合わせると、アクティブで活気のあるイメージが生まれます。

■キュート
アプリコット(明るいオレンジ)、パステルイエロー、ローズピンク(明るい赤紫)

アプリコット(明るいオレンジ)、パステルイエロー、ローズピンク(明るい赤紫)

オレンジ、イエロー、赤紫の組み合わせを、明るく澄んだトーンにすると、親しみやすく、若々しいイメージに。

■マイルド

キャメル(にぶいオレンジ)、サンダルウッド(やわらかい赤)、マスタード(やわらかいイエロー)

キャメル(にぶいオレンジ)、サンダルウッド(やわらかい赤)、マスタード(やわらかいイエロー)

オレンジ、赤、イエローの組み合わせを、濁りのある中間色にすると、柔和でなごやな雰囲気になります。

■クラシック
ワイン(濃い赤紫)、ブラウン(濃いオレンジ)、マホガニー(暗い赤)

ワイン(濃い赤紫)、ブラウン(濃いオレンジ)、マホガニー(暗い赤)

赤紫、オレンジ、赤の組み合わせを、暗く澄んだトーンにすると、重厚で、艶やか、芳醇なイメージが生まれます。

次は、寒色系のイメージと配色例をご紹介します!

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