株式の売買をする場所のことを、一般的に株式市場と呼んでいます。ですが実は株式市場にも種類があることをご存知でしょうか。今回は株式投資には欠かすことの出来ない「株式市場」についてお話していきたいと思います。

発行市場と流通市場

実は株式市場は「発行市場」と「流通市場」のふたつに分かれています。

発行市場(Primary Market:一次市場)では、企業が新たに資金を調達するための有価証券(株式や債券など)を発行し、投資家がそれを購入することで企業などに対し資金提供をしています。発行市場で、みなさんがなじみ深いものと言えば、「新規公開株式(IPO)」や「公募・売出(PO)」ではないでしょうか。そのほかにも、「転換社債」や「個人向け社債」なども発行市場で取り扱われています。

流通市場(Secondary Market:二次市場)とは、既に発行されている有価証券の取引を、投資家と投資家の間で行なう市場のことを指します。発行市場には具体的な市場がなく抽象的であるのに対し、流通市場は証券取引所などの具体的な市場が存在する場合が多くなっています。流通市場は、普段皆さんが株の売買を行う際に使用している市場ですので、イメージしやすいのではないでしょうか。

株式市場にはこのふたつの市場が存在することで、流通市場では投資家に対する流動性の保証や企業価値の表示、発行市場では企業の資金調達という3つのとても重要な機能を果たしています。

日本の流通市場

日本には東京証券取引所などの流通市場があります

日本には東京証券取引所などの流通市場があります

日本における流通市場は、東京証券取引所や名古屋証券取引所以外にも、地方取引所の札幌・福岡証券取引所などがあります。

さらに、東京証券取引所や名古屋証券取引所には一部と二部があり、一部に上場する基準は二部の上場基準をさらに厳しくしたものになっています。反対にジャスダックや東証マザーズなどの新興市場の上場基準は比較的穏やかですが、業績が安定していない企業も上場している場合があります。

また、株式市場の取引時間はそれぞれ、前場の時間帯(9時から11時30分まで)と、後場の開始時間(12時30分から)に違いはありませんが、後場の終了時刻は各証券取引所によって少し異なっています。

東京証券取引所は15時までですが、名古屋、福岡、札幌証券取引所は15時30分までに取引を行うことができます。

すべての株式を株式市場で買えるのでしょうか?解説します