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徳川美術館を10倍楽しむ方法(3ページ目)

名古屋が世界に誇る歴史ミュージアム「徳川美術館」。尾張徳川家に代々伝わるお宝は絢爛にして豪華! 所蔵点数は1万数千点と、まさに日本一の大名道具コレクション。雅やかな日本庭園・徳川園と合わせて1日たっぷり武家文化の魅力に浸りたい。

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

ポイント4:一番人気の企画展、早春のひな祭りは必見

3代将軍・家光の愛娘・千代姫が、2代尾張藩主・光友に嫁いだ際のお道具類は、“日本一の嫁入り道具”といわれる国宝。嫁入り道具の数々も、雛まつりの企画展に華を添える

3代将軍・家光の愛娘・千代姫が、2代尾張藩主・光友に嫁いだ際のお道具類は、“日本一の嫁入り道具”といわれる国宝。嫁入り道具の数々も、雛まつりの企画展に華を添える

「1年を通して最も人気が高い企画展が、毎年2~3月の『尾張徳川家の雛まつり』です。尾張徳川家の代々のお姫様のためにあつらえられた雛人形の数々を展示する他、雛道具も合わせて披露します。歴代のお姫様には、必ず雛人形が新調されたのですが、多くはお付きのものに下賜されたりお寺に寄付されるなどで残りません。その中で、当館では14代・慶勝夫人の矩姫(かねひめ)様と11代・斉温夫人の福君の雛人形、雛道具が完全な形で残されています。華やかな生活様式や、繊細で精巧な工芸技術がうかがい知れる展示です」

ポイント5:
国宝「源氏物語絵巻」は年に1回秋にだけ本物を特別展示

年に約1週間だけ、2場面ずつ本物をお披露目する国宝「源氏物語絵巻」。10年に1度だけ15場面すべてを一挙公開し、次回の全点揃いぶみは2015年の秋。

年に約1週間だけ、2場面ずつ本物をお披露目する国宝「源氏物語絵巻」。10年に1度だけ15場面すべてを一挙公開。次回の全点揃いぶみは2015年の秋

「紫式部の『源氏物語』を描いた絵巻の中でも、当館の絵巻は最古の作品として国宝にも指定されています。12世紀前半の作品で、保存管理が非常に難しいため、普段は複製品をご覧いただいているのですが、毎年11月の1週間程度だけ、全15面のうち2面ずつ本物を展示します。この特別展示に8年間足を運んでいただくと全15面をすべてご覧いただけることとなります」

徳川美術館
住所:名古屋市東区徳川町1017
アクセス:名古屋駅から市バスまたは名鉄バスで約20分、「徳川園新出来」下車徒歩3分。またはなごや観光ルートバス「メーグル」で38分
TEL:052-935-6668
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休)、12月中旬~1月初旬
料金:一般1200円(徳川園とのセット1350円)、高校・大学生700円(同850円)、小・中学生500円(同500円) ※土曜日は小中高生無料
Yahoo!地図情報

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