音楽やシアター・オペラなどの分野で多彩な才能を発揮するバス・ラーマン監督の「ムーラン・ルージュ」。92年の「ダンシング・ヒーロー」96年レオナルド・デカプリオ主演の「ロミオとジュリエット」に続く 今回の「ムーラン・ルージュ」は、世紀末のパリを舞台に 現代のポップナンバーを組み合わせて繰り広げられるユニークな悲喜劇です。
19世紀の末 妖艶な魅力にあふれたパリのナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」。ニコールキッドマン演ずるムーランルージュのスター、サティーンはパリで最も有名な高級娼婦。そのサティーンと若い作家クリスチャン(ユアン・マクレガー)の恋をとおしての悲喜劇をえがいたものです。
この映画「ムーラン・ルージュ」の見どころのひとつは、二コール・キッドマンの衣装です。トム・クルーズと離婚したばかりのニコール・キッドマンは 女優としても またひとりの女性としても その美しさに磨きがかかり 今最も輝いている女性のひとりです。177センチの長身にぴったりした挑発的でセクシーなドレスの数々は、バズ・ラーマン監督の公私にわたるパートナーであるキャサリン・マーティンとアンガス・ストラティと共同でデザインされています。19世紀末のムーラン・ルージュの雰囲気や時代を反映しながらも、今の観客に受け入れられる衣装を・・・のコンセプトのもとにデザインされた衣装は 全部で400着以上にのぼります。
2001 TWENTIETH CENTURY FOX