不思議がいっぱいのダンゴムシを調べてみよう!自由研究にもオススメ
小石やコンクリートも食べちゃう不思議な生き物ダンゴムシ
実は、ダンゴムシは「虫」ではなく、「甲殻類(エビやカニの仲間)」。足は14本あります。体の前後を分けて脱皮する。脱皮した殻を自分で食べる。 身近な生き物ながら、調べてみると新鮮な驚きがいっぱいの生き物なのです。今回は、そんな不思議なダンゴムシを調べたり、より深く楽しめる絵本をご紹介します。
<目次>
昆虫サイトや動画でダンゴムシを知ろう
昆虫エクスプローラ
昆虫エクスプローラの昆虫図鑑(タ行から検索)には、ダンゴムシ(オカダンゴムシ)の写真や ダンゴムシ・ワラジムシ(等脚類)の生息地・分布などが紹介されています。ダンゴムシと混同されやすいハヤシワラジムシなどとの違いを比較してみるのも面白いでしょう。NHK for School「ミクロワールド 土を作る ダンゴムシ」
NHKによる教育番組動画集NHK for School「ミクロワールド 土を作る ダンゴムシ」では、ハイビジョン顕微鏡カメラを使ってダンゴムシの世界を紹介。ダンゴムシの食事シーン、幼虫の孵化や脱皮の様子を動画と詳しいナレーションによって知ることができます。京都市青少年科学センター「ダンゴムシって何のなかま?」
京都市青少年科学センターによる理科オンライン辞典収録「ダンゴムシって何のなかま?」では、ダンゴムシの分類や生活などを紹介。オスとメスの違い・見分け方も写真付きで詳しく解説されています。どうして丸くなる?ダンゴムシの疑問を解決!
いきものワンダーランド
フジクラ 木場千年の森によるいきものワンダーランドでは、「ダンゴムシはどうして丸くなるの?」「ダンゴムシは昆虫の仲間じゃないの?」といった素朴な疑問を博士とでんしろう君の会話形式で解説。ダンゴムシの写真はありませんが、漢字に振り仮名が振られた子供向けのわかりやすい文章なので、幼児や小学校低学年のお子さんも読み進めることができるでしょう。Gakkenキッズネット 科学なぜなぜ110番「ダンゴムシはどうして丸くなるの」
Gakkenキッズネットによる科学なぜなぜ110番「ダンゴムシはどうして丸くなるの」も、ダンゴムシが丸まる理由を解説しているページ。振り仮名は一部の難しい漢字にのみ対応、小学校中高学年以上のお子さんにおすすめです。ダンゴムシを飼育・観察してみよう
身近な自然で遊ぼ!「ダンゴムシ大研究!」
冬のあいだは土に潜って眠り、暖かくなると活発に活動を始めるダンゴムシは、小さなお子さんでも簡単に捕まえることができます。ダンゴムシに難しいお世話は必要ありませんが、生き物を大切する心を育むためにも、飼育前にはダンゴムシの飼育・観察の仕方を確認しておきましょう。
身近な自然で遊ぼ!のダンゴムシ大研究!は、ダンゴムシの観察テーマが紹介されています。文章はすべてひらがな・カタカナなので、幼児や小学校低学年のお子さんがダンゴムシを飼育する際にぴったり。どのような視点から観察してみると面白いかテーマを示してくれるので、自由研究のヒントとしても活用できるでしょう。教室生き物ワールド ダンゴムシ
教室生き物ワールド によるダンゴムシでは、教室でダンゴムシ飼育することを前提に必要な道具や餌、ダンゴムシの増やし方などを簡潔に紹介。クラスの飼育係はもちろん、ご家庭での飼育の参考にもなります。ダンゴムシにもっと親しめるおすすめ絵本
幼児期・小学校低学年のお子さんに人気があるダンゴムシは、絵本でも楽しむことができます。今回は、ガイドが所有しているダンゴムシの絵本から、幼児期~小学校低学年のお子さんにオススメのものをピックアップしてみました。ダンゴムシみつけたよ(ポプラ社)
小さなダンゴムシを大きな写真で見ると、発見がいっぱい! 孵化や脱皮の瞬間など豊富な写真でダンゴムシについて学べる写真絵本です。文章量が少なめで小さなお子さんにもおすすめ。ASIN: 4591072983ダンゴムシ(集英社)
こちらもダンゴムシたっぷりの写真絵本。読み仮名つきの解説や飼育方法が参考になります。面白知識も豊富で、ダンゴムシの仲間の大きさにはビックリ! 小学校低学年のお子さんにおすすめ。ぼく、だんごむし(福音館書店)
ダンゴムシの秘密に迫る絵本。全編イラストで描かれている絵本ですが解説は本格的です。「本物のダンゴムシをアップで見るのはちょっと……」という虫が苦手な方も親子で楽しく読めるでしょう。だんごむしと恐竜のレプトぼうや(小学館)
だんごむしと恐竜のレプトぼうや(小学館)だんごむしが恐竜の世界へ冒険に出かけるファンタジー絵本。恐竜のこどもレプト坊やのお母さんを探すストーリーに引き込まれます。同シリーズ「だんごむしうみへいく」「だんごむしそらをとぶ」もおすすめ。
ダンゴムシ飼育の際の注意点
1.湿気を絶やさないようにしましょう土が乾かないように、霧吹きなどでマメに水分を足してください。ただ、あまりビショビショに濡らしてしまうのも良くありません。
2.飼育箱に小石やコンクリートを入れましょう
ダンゴムシは石やコンクリートも食べます。体を隠す場所も兼ねているので、飼育ケースに必ずいれてあげてください。
3.寒くなったら元の場所に放してあげましょう
冬の寒い時期、ダンゴムシは土の中にもぐって過ごすので、本格的に寒くなる前に捕まえた場所に戻してあげると良いでしょう。 お子さんには「春まで仲間と一緒に土の下で眠るんだよ」と説明してあげてください。
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