戦争被害だけではなく、貧困に苦しみ学ぶ機会を与えられない子供達、 窃盗を繰り返さなくては生きていけない子供達、 世界中に辛い状況に置かれた子供達がいます。
平和な世界へ向けて、子供達に伝えていきたいこと、ネットを使って私達ができることを ご紹介します。
■ネット上の募金や署名サイト
セーブ・ザ・チルドレン |
世界中の子供達のために活動している 日本ユニセフ協会では、 現在の活動報告やインターネット募金など個人的に支援したい人へ向けての 情報が数多く紹介されています。
ちひろ美術館の緊急アピールでは、 子供達を戦火にさらさないで欲しいと願う署名活動に参加できます。 また、岩崎ちひろ作『戦火のなかの子供たち』をネット上で読むことができます。 文章量が少なく、非常に考えさせられる内容の絵本ですので、 この機会にぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
■子供達に伝えていこう
「人の痛みの分かる優しい子に育って欲しい」、お子さんを持つ方なら誰でも願うものです。
幼少期に見たり聞いたりしたことは潜在意識に残ると言われています。 まだ難しいことは分からなくても、機会があるごとに世界には 辛い状況に置かれた子供達がいることや 争うことの悲しさについて、話して聞かせていきたいものです。
特にガイド金子オススメの絵本は、 『かわいそうなぞう (金の星社)』。
戦争中、危険だからと殺された動物園の3頭の象、 上野動物園で実際に起こったお話です。
■ゲームやテレビは内容を吟味して
ガイド個人の意見としては、ゲームで遊ぶことが悪いことだとは思いません。
幼児期はご家族でゲームを楽しんでいる場合も多いようですし、 エデュテイメント系のソフトも増えてきています。
ただ、戦争や殺人をモチーフとしたゲームに幼児期からのめり込むことは、 オススメしたくありません。
「ゲームで遊ぶことで現実の世界と虚構の世界の区別がつかなくなる」という説は、 ゲームの種類ごとに研究された結果ではなく、科学的に証明されている 訳ではありません。
しかし、「全く無関係」ということが証明されている訳でもありません。
危険性があるかもしれないという以上、幼児期には避けておきたいですね。
同様にテレビから流れる残虐なシーンなども、 できるだけ子供の目に触れないようにしたいものです。
平和に暮らせる幸せ、戦争の悲惨さ、争うことの悲しさを子供達に伝えていくのは、
私達親世代の大切な仕事です。