インターナショナルスクール
子供をどこの学校に入学させる?
学校も選択の時代 |
9月入学のインターナショナルスクールに合わせて、日本の公立小学校から転校する児童。そして、2学期が始まると学校にその児童の机と椅子がポツンと残っている・・・。学校の中でこのようなシーンが多くみられるようになりました。書類上は日本国籍児童なので、児童の居場所は確保してあります。
このようなシーンが生まれる背景として、ここ最近、親の小学校選択の一つに「インターナショナルスクール」が加わり始めたからです。インターナショナルスクールとは、数十カ国の子供たちがいろんな文化を分かち合いながら「英語」で学ぶ学校のことです。
ふつう、日本人として生まれ育ち学校教育を受ける年齢になると、自分の住んでいる学校区の公立小学校へ行くことが決まっています。子供を日本の学校に行かせることは親の義務ですし、子供にとっても学校で学ぶことは義務になります。公立小学校へ行かない場合は、私立小学校を受験し合格すれば行くという選択肢もあります。つまり、今までの選択肢は「公立小(国立大附属小も含む)」 or 「私立小」でした。
親が小学校を選択する
参考までにお伝えしますが、東京品川区では2000年4月から小学校を自由に選択(毎日新聞)できるようになりました。親の好きな学校を選べるというわけです。越境入学、越境通学は理由があれば属する教育委員会の認可が下りますが、なかなか難しいことでした。ところが最近では広島県のように学区自由化(中國新聞)も進められ、中学進学の際には子供自身で学校を選択することができます。
インターナショナルスクール選択はここ5、6年、子供への英語教育熱が高まってきてから急速に増えています。しかし、その人気のため、入学するのはなかなか困難な状況です。インターナショナルスクールに入学できる日本人の枠が決まっているからです。例えば、全体の10%、13%、20%・・という具合に%もそれぞれのスクールによって変わります。中には日本人を受け入れないスクールもあります。かと思えば、日本人が大半を占めるスクールもあるようです。
人気のあるインターナショナルスクールになりますと、入学希望者が殺到していて、いわゆるキャンセル待ち状態になっています。私が聞いたところによると、あるスクールでは約200人がウェイティングリストに登録しています。待っている人たちだけでスクールができそうな数ですね。
もし、インター入学が可能になりそうだったらクリアしなければならないことがあります。
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