子供が英語を話す時!
長年こども英語教室に通っているのに、いつまでたっても英語を話してくれない・・・と悩んでいませんか?「しっかり英語を覚えているのかしら?」とか、「教室が悪いのかしら?」「先生とあわないのかしら?」と思ってしまいますよね。
私が経験した例をあげてちょっと説明しましょう。
事例1:K.H君の場合
現在14歳のK君がうちの英語教室にやってきたのはちょうど彼が4歳の時でした。小学1年のお兄ちゃんが英語をやりたいと言って入校したのをきっかけにK君がくっついてきたのです。お母さんも兄弟で教室にほうり込んだって感じで、K君はお兄ちゃんのおまけとして英語をスタートしました。
ほぼ1年間はお兄ちゃんにくっついてレッスンに参加していました。といっても気の向いた時に参加するという気まぐれな天使で、まぁ1時間好きなことをして遊んでいたんです。私としてもメインのレッスンは小学1年のお兄ちゃんたち。ですからK君が教室のどこにいようと気にしていませんでした。
そんな調子で1年が過ぎ、お兄ちゃんの進み具合もアップしてきたのでK君は別のクラスに入ることになりました。ちょうど同い年のお友達と一緒に年長児クラスでレッスンすることにしました。
するとK君、得意になって知っている英単語を説明しはじめました。私としては教えたつもりはなかったのに、どんどんお友達に説明しているのです。中でも驚いたのは「腹減ったはI'm hungry.って言うんだぞ。」と言った時。あれ、私そんなこと言ったのかな?とよぉく考えてみると、お兄ちゃんに渡していた宿題テープをK君自身も興味をもって聞いていたらしいのです。
彼はレッスン中も棚に上ったり(上から見下ろすのが好きらしい)、とにかくジッとしていることが苦手。でも耳はしっかり英語をとらえていた!このことは私自身の考えも大きく変える出来事でした。子供は元来ジッとしていることはできない生き物。K君がお友達に英語を説明していたのは「ぼくは知ってる」という自信のあらわれ。もちろん彼の英語に対する気持ちは前向き!
それからのK君はいつでもどこでも英語に興味を示し、お風呂に入っている時、くもったガラスにアルファベットを書いて楽しんでいたそうです。現在14歳のK君は学校でも英語だけは頭に入りやすいと言っています。テストの成績も良いので今のところ私も一安心してます。
K君の例は「無理なく英語が好きになった」例と言えますね。お兄ちゃんと1年間に楽しんで覚えた英語が、次の年に自信をもてる道具となったのだと思います。
しかしながら、「英語を話す」ということは次のようなことでなければならないでしょう。
1.自分の伝えたいことを話す。
2.英語で表現することができる。
上記のことを行なうにはすっごぉーく時間がかかります。つまり、英語の単語・フレーズなどのインプットを多くしなければなりません。
でもちょっと待ってください。大人でも「英語を話す」ことは難しいと思いませんか?自分の伝えたい事が正しく伝わるような表現を学ばない限りムリですね。では子供に英語を話させるコツは何でしょうか?次のページへクリック