文章:江口 光昭(All About「子供服・ベビー服」旧ガイド)

ベビー服って高いよね~

と昔からよく言われています。今でこそ「デフレ」の影響で価格は大幅に下がりましたが、今でもよくこんなことを言われます。

ベビー服って、大人の服と比べて生地なんか半分以下しか使っていないのになんで値段は半分じゃないの?

それにはちゃんとした理由があるのです。
決して、大人の服に比べて、縫製工場やアパレルメーカー、小売店が余分に儲けているわけではないのです。

色んな理由があります。

1)製造ロット(つまり1型あたりの生産枚数)の違い。

大人の服に比べてベビー服の製造枚数は当然のごとく、かなり小ロットで生産されています。対象とする人口が少ないのですから当たり前の話ですが、現在1学年に100万人とちょっとしかいない赤ちゃんに販売されるということで、同じデザインの同じサイズをもし10万枚作ったら、10人に1人は着てもらわなければいけなくなってしまいます。ベビーでは、そんなことはありえませんが、おとなの服ならありえます。
製造ロットが少ないということは、当然1枚あたりの製造コストは高くなります。
(1つの服をデザインし、いろんな作業をするのは、その服が何枚生産されるかにかかわらずかかってきますから、しかたがないといえるでしょう)

2)製造過程においての手間がかかる点

一概には言えませんが、ベビー服は「刺繍」や「アップリケ」「多色使いのプリント」などを使うケースが多くみられます。
その分当然製造コストが高くなります。

(ベビー甚平の刺繍、これだけでもコストは違います)

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