出産準備/出産準備

プレパパ向け出産準備学習(2ページ目)

最近は、父親の育児参加に対する情報も増えて、父親の育児参加が一般的になってきました。今回は父親の育児参加や立会い出産をサポートするような情報をお伝えします。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

立会い出産はまだ半分程度

さて、父親の育児参加が一般的になったと同時に、立会い出産も増えてはいます。全体のお産のうち、父親が立ち会う出産は約56%に達したという調査があります。これは20年前と比較すると、10倍以上ですね。

とはいっても、まだ全体の半分程度という見方もできます。二人の赤ちゃんが誕生するとき、一緒に居ない父親はまだ半数は居るということです。その理由はそれぞれにあるかもしれませんが、中には「立ち会いたいけど、男の自分がいても何もしてあげられないのではないか」という気持ちが先にたって、立会い出産を見送っている男性もいるようです。

確かに、父親向けの育児情報は増えてきましたが、妊娠出産の本や情報は、ほとんどが女性、母親用に書かれていて、父親向けの本はまだ少ないのが現状です。父親向けの出産の知識・情報が不足しているのかもしれません。

出産準備学習ノート1 お母さん編 世界の夫婦は2人で学ぶ 出産準備学習ノート2 お父さん編 世界の夫婦は2人で学ぶ
セットで読みたい『出産準備学習ノート1 お母さん編」と『出産準備学習ノート2 お父さん編』
そこで、バースセンス研究所では、父親が妊娠・出産・産後のケアについて学ぶことができるテキストを発行いたしました。これは、世界中で活用されているマタニティクラステキストの翻訳版です。

著者であるアンドレア・ロバートソン先生は、オーストラリアのシドニー在住で、世界中で出産準備教育の専門家トレーニングに尽力されている方。著書は世界中で翻訳されて出版されており、このテキストは、シドニーの公立の産院では公式テキストとして採用されています。オーストラリア大使館の方にお会いしたときも、日本での出産時にこの本をわざわざ本国から取り寄せてからお読みになったとおっしゃっていました。

タイトルは『出産準備学習ノート お父さん編 ~世界の夫婦は2人で学ぶ~』となっており、『出産準備学習ノート お母さん編』と併せてカップルで使用、全世界で30万組の夫婦が読んで満足のいく出産をむかえています。母親用は初版が1987年、父親向けは1999年に発刊されています。

バースセンス研究所では、こちらを翻訳して日本語版を出版しました。

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