父親のオムツ替えは、もはや当たり前
父親の育児参加が増えてきました |
街にはお父さんだけで赤ちゃんを抱っこしてお出かけしている姿も時折見かけます。私の教室で行っている産後のベビーマッサージ講習にも、カップルで参加できるクラスがあるのですが、ベビーマッサージを学びたいというお父さん方で大盛況です。
父親のための育児マニュアルや、育児体験本も増えてきましたし、父親の育児サークルを支援している自治体やNPOなどもあります。ただし、父親の育児休暇取得などに関しては、制度として採用している企業は目に付いても、実際はなかなか利用できないというのが現実のようです。
父親の育児参加先進国であるスウェーデンでは、産前休暇、産後休暇、育児休暇の法的区別や名称の区別は無く、父親と母親が合わせて計480日分の育児休暇を取ることができます。このうち、父親は少なくとも60日間の育児休暇を取ることができます。
また、この育児休暇とはまったく別に、父親のみが取ることの出来る10日間の休暇があります。この休暇は産まれた赤ちゃんが病院から家に戻って来た日から数えて60日目の間の10日間取得することができ、もちろん母親の育児休暇と同時にとることが出来ます。この10日間の間は、給与の80%が社会保険局より支給されることになっています。
日本においても各企業の取り組みだけでなく、国としての支援が整うことを期待しています。