産後の支援のひとつに「産褥入院」
産後の養生についてはしっかり理解することが大切 |
さらに、今回ぜひご紹介したいのが「産褥入院」という方法です。これは、お産をした施設での入院期間を経て、さらに産後のケアをしてくれるところで入院しながら体を回復させていくケアのことです。
助産院の中にはこの「産褥入院」を実施しているところがあります、助産師のたつのゆりこ先生が院長を務める「お産の家 Be born」では、「産後養生院」としてこの産褥入院をスタートされました。
ここでは、助産師の産後ケアや母乳指導を受けながら赤ちゃんとの生活のスタート時をゆっくり過ごすことができます。インドの伝統医療であるアーユルヴェーダの考え方を参考に、産後の体調に配慮した食事、産後の体を休ませて回復させるためのオイルマッサージなどを受けて、心地よく過ごすことが出来ます。また、退院後の過ごし方も学ぶことができ、自分の体調管理や育児について自信を持ってスタートすることができるでしょう。
たつのゆりこ先生によると、お隣の韓国では産後調理院(または産後ケアサービス院、産後看護センター)という施設があり、産後しばらくの間、母子ともに面倒をみることが一般的だそうです。産後の養生の大切さを理解しているからなのでしょう。