出産準備/共働きの妊娠・出産

「何のために働くか」を知ったNY共働き事情(2ページ目)

1月9日から1週間、20年ぶりにニューヨークに行って来ました!子供が多い街、マンハッタンの共働き子育てをリポートします。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

ニューヨークの共働き子育て事情は……?

ニューヨークでは産休育休制度を長く利用するよりもサポート体制を整えて産後2ヶ月には復帰というフルタイムワーカーもいれば、フリーエージェントで自営の人は1~2才になるまで子育てしたり様々。保育園は6:30からですが1才以上からが多くて、ベビー時代は在宅でベビーシッターやナニーさんが主流。小学校も送り迎えも必要なアメリカ社会では小学生の子供のお迎えもシッターさんたちが小学校の校門前に迎えに集まり大活躍していました。でも両親も早く帰宅します。

子育ては楽しいからやる!という国民性のあらわれか、25%の妻は夫より高収入という労働上の男女格差がない国だからか、街中にベビーカーを押す父親や小学校に迎えに来ている父親たちを見かけました。ニューヨーク市内の高校に通う子に聞いて驚いたのはスクールバスが毎朝6時40分だとか……。学校の授業開始も7時20分、最後の授業の終わりが14時。ダラダラ18時まで部活なんてなくて、明朝の早起きのためには21時には寝ないと体が持たないから早々と帰宅するそう。

日本の19時くらいに女子高生が制服でウロウロしている光景は、異常かも。日本は治安がいいからとかの意味ではなく、未成年も大人も夕方から早々と帰宅して家族を楽しんでいる人間らしいライフスタイルは見習うべきと思いました。子供が早く寝れば夫婦の時間もたくさんとれます。1日2時間は家事育児をするというアメリカの父親たち、働きながらの子育ても板についていました。

何のために働くのかといえば家族と嬉しく生きるため。シンプルに焦点の定まった家族観があった上で働く。マンハッタンの摩天楼の灯はオフィスの灯だけじゃなく家庭の灯でもあったという発見が新鮮な旅でした……。



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