ニューヨークの朝は早い!
マタニティスクールから一望できるマンハッタン。子育てにやさしいメトロポリタンです! |
かねてから調べたかったニューヨーク市や近郊の出産育児を知る機会!と人気のマタニティスクールやスパ、病院の産婦人科や助産院、助産師宅などを9ヵ所訪ね、12人のレアでコアなキーパーソンにお会いできた充実の調査旅行となりました。日本での共働きカップルが子連れ旅をするのに、最近は東海岸も人気の様子。
「子連れに優しい街に化しているのかマンハッタン?」とワクワクしながら最初の朝を迎えて驚いたのは、ニューヨーカー達の朝はとっても早い!ということ。世田谷区くらいの面積に人口180万人のマンハッタンは、昼間は郊外から600万人が集まり働く、ビジネスシティと化すワケですが、カフェやデリはなんと5時くらいには開いてるのです!ニューヨークではデスクワークのビジネスパーソンも、7時には出社して、9時から17時の定時ワークの前に個別会議や残務をするのが一般的だとか!
始業から8時間、18時にはほとんどのビジネスパーソンも退社。子育て中の人も同じで保育園は6:30からやっているそう!7時から働く親は15時には仕事を終えて帰宅するワークスタイルの人も多いとか。シングルの人たちもプライベートタイムを楽しんだりジムに行ったりして、ダラダラ会社に残る習慣がないそう。
仕事と生活のバランス作りを企業に指導しているワークライフコンサルタントのパク・ジョアン・スックチャさんが「USAでは社内で生じた個別のミーティングは朝に前倒しします。終業時間後には在社しません」とお聞きした時には本当?とイメージできませんでしたが、本当でした。まだ薄暗い朝の7時には、オフィスビルの灯がつきはじめ、街には仕事開始の活気が!滞在していたマジソンスクエアガーデン前のホテルから見えるだけでも7時に教会の鐘がカラーンカラーンと鳴りまくり、誰もが仕事。そして夕方にはダラダラ残業しない。
人種の坩堝、多民族共生国家だからこそ契約社会で家族を大事にする暮らし。日本の企業の都合で家族と過ごす時間がない、さらに過労死なんて、ありえないワケですね。終身雇用制度でなく、実力主義、健康保険もバカ高いからこそ生活を大事に体を大事にするワケですが、労働環境は日本もこうなればいいのに!と感じる点がたくさんありました。