妻の妊娠で、パパも一緒にダイエット!?
産後の妻のために料理にチャレンジしてみませんか? |
以前から食生活に意識が高かった人は別として(本当はそれが一番!)妊娠してから、主食は玄米、野菜中心のおかずの食事に移行していった妻に便乗した夫がみるみるうちに健康的に痩せていったという話を聞くことがしばしば。食べる量はそれほど減ってないのに、ですよ。健康のために野菜中心の食事を取り入れたいと思っていてもこういったきっかけがないと、なかなか始められませんよね。妻の妊娠は食生活改善の絶好のチャンスでもあります。
産後も続く食事制限にはワケがある
出産という大仕事を終えたら「おめでとう、ご苦労様!」ということで急に脂っこいものやケーキなどを好きなだけ食べていいというわけではありません。実際食べたいと思っても産後は体力を消耗しているので体が受け付けないことが多いのです。「ええ!まだ我慢しなければいけないの?」と思うかもしれませんが、特に母乳で育てるママは、おっぱいは血液そのものなので妊娠中より貧血が進みやすいため、穀物、豆類、野菜などいい血液のための食事を心がけます。体もそういったものを欲しているはずです。食事制限というと、我慢、つらいというイメージがあるかもしれませんが、ママは妊娠中から食事の配慮をしてきて、産後もそれを維持し続けることで、おっぱいにもよく、体の回復も早いということをよくわかっているのです。
パパが作る産後の妻をいたわるシンプル料理1 母乳によいものをつくる
ずばり「黒っぽい食材」をおすすめします。黒っぽいものというのは、精製などの工程を経ていない、できるだけ自然なものということです。たとえば、砂糖なら三温糖、米なら玄米、小麦だったら全粒粉。精製していないものには、鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富です。他にも黒ごまや黒きくらげ、ひじきやこんぶなども鉄分が多いので妊産婦にはなくてはならない食品です。野菜では、色の濃いものと考えて、ほうれん草や、モロヘイヤ、にんじん、トマトなどの色の濃い緑黄色野菜にビタミンやミネラルが豊富です。■いろいろ野菜のごまみそあえ
季節の青野菜(ほうれん草、小松菜、にらなど)を熱湯でさっとゆで、冷水にとり水気をしぼって食べやすい長さに切る。ボールにすりごま大さじ2、みそ大さじ1、みりん大さじ1の割合で混ぜ合わせ、野菜をあえるだけでできあがり。
■青菜のおひたし
小松菜または春菊1束を洗って根を切り落とす。鍋にたっぷりの湯をわかし、塩を少々入れてすぐに葉先のほうを入れ次に根元まで入れて、沸騰後に菜箸で裏返す。再び沸騰したらザルにとり冷ます。水気を絞って5cm長さに切りしょうゆ大さじ1~1と1/2をまわし入れる。
■黒米入りご飯
7分づき米2と1/4カップ、黒米1/4カップを合わせてとぎ、少し多めの水につけておく。吸水させる時間も長めに。あとはふつうに炊く。
■わかめのみそ汁
わかめ10gは水でもどして、さっと熱湯をかけ食べやすく切る。ねぎ1/2本は小口切りにする。だし4カップを火にかけ、なめこ1パックを入れ沸騰したら、みそ大さじ4を溶き入れる。お椀にわかめを入れて、みそ汁を注ぎ、ねぎをちらす。
パパが作る産後の妻をいたわるシンプル料理2 豆乳をつかってみる
最近、人気の豆乳は、すりつぶした大豆を加熱してしぼった液でにがりをくわえると豆腐になります。しぼったかすがおから。良質のたんぱく質にビタミン、鉄分などのミネラルも多く、いろんな料理に手軽に使えます。■さつまいものサラダ、豆乳ドレッシング
さつまいも1/2本を皮ごと1~2cm角に切り、鍋に入れて少量の水をふりかけ、ふたをして弱火にかける。15分ほどしてやわらかくなったら、酢大さじ2をかけて混ぜる。きゅうり1本を1~2cm角に切り、ミックスベジタブルを熱湯でさっとゆで、鍋に入れて豆乳大さじ3と塩小さじ1/2を加えてさっくり混ぜる。
■野菜の豆乳スープ
野菜(白菜、にんじん、じゃがいもなど)はさいの目切りする。ハム5枚を粗いみじん切りにする。玉ねぎ1/2をみじん切りにする。鍋に豆乳3カップ、野菜、玉ねぎ、ハム、固形スープの素1個を入れ、材料が柔らかくなるまで弱めの中火で煮込む。最後に塩、こしょうで味をととのえる。
ほんの1例のレシピをご紹介してみましたが、どれも驚くほど簡単に作れてすごくおいしいので、料理が初めてというパパに是非おすすめします!産後1ヶ月は、体をゆっくり休めることが大切で、通常通りに家事をこなすのは避けた方が良いので、そんな時、パパが心を込めてお料理してくれたらどんなに喜ばれるでしょう。赤ちゃんを迎えた家族としての第一歩、さらに絆を深める素敵なきっかけになるといいですね。
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