お産に向けて、助産師外来から助産師さんと仲良しになれたら最高ですね。 |
ガイド河合と妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」がおこなったインターネットによる共同調査からお届けします。調査は、2009年9月に、全国の出産を経験した女性を対象におこなわれました。
「決まった助産師さんにみてもらいたい」と思う女性は少なくありません
ひとりの助産師さんに30分くらいの時間をかけていろいろな相談ができるため好評な「助産師外来」。今回の調査では32.6%の人が「私が産んだところにあった」と回答しました。
でも、どんな助産師さんがみてくれるか気になる人もいるようです。そして、その日の外来担当助産師がわからない助産師外来も結構あるようです。利用者の女性にしてみれば「同じこの人にみてもらいたい」と思ってもその人はもう会わないかもしれず、「同じ助産師さんにみてもらえたらいいのに」という声もあります。
受け持ちの助産師さんを望む人は半数、ただしそれにオプション料金があるなら利用しない?
「決まった助産師さんにみてもらう『受け持ち制』を望みますか」という質問に対して、出産を経験した女性799名の回答は次のとおりでした。
そうしてほしい 48.9%
別に望まない 37.0%
わからない 14.0%
半数の人は受け持ち制を望むようです。しかし、実際の病院では勤務帯をの調整が大変なのでそれは無料では難しいとの声が高いのです。そこで今回の調査では、「もしそれにオプション料金がかかるとしたら、いくらまでなら利用しますか」という問いを設けてみたところ、8割高い人が「千円以下」回答。これは病院にとって現実的な価格ではないため、やはり病院では、開業助産師さんのように1人の助産師さんを「私の助産師さん」にするのは難しいようです・・・。
通ううちに何度か顔を合わせる助産師さんはできてくる
でも、あまりがっかりはないでください。
助産師外来に出る助産師さんは「勤務経験五年以上」などある程度の条件を満たした人たちなので人数は限られています。ふつうの規模の病院では、同じ人にまた当たる率は高いでしょう。
助産師外来をまかされている助産師さんたちは、実は分娩室のベテランたち
また、ほとんどの病院では妊婦健診をする人は分娩もしています。お産で外来で会ったことがある助産師さんに当たることもあるし、産後入院している最中にお世話になることもあるでしょう。助産師さんたちも、妊婦健診を担当した妊婦さんのことは「あの人、お産どうなるかなあ」と思っていますから、お産の時や産後に会えるとうれしいそうです。
助産師外来がなければ、妊娠中に分娩や産後を担当する助産師さんと会える可能性はほとんどありません。その意味では、助産師外来が助産師さんと仲良くなれるチャンスであることは間違いありません。また、数人の助産師さんで受け持ちになる「チーム担当」という方法をとる場合もあります。
また、チームワークのいい病院では助産師さん同士で「こんな風に妊婦さんを支えていこう」と話し合っています。そのため、どの人にあたっても共通した安心感があるはずです。