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ノイズキャンセリングヘッドホン BOSE QC15レビュー

ノイズキャンセリングヘッドホンの元祖とも言えるBOSEから、新モデル「QC15」(Quiet Comfort 15)が登場! 飛躍的に向上したという、ノイズ低減効果はどれほどなのか!? 実際に新幹線の中で試用し、レポートします! 

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

ノイズキャンセリングヘッドホン BOSE QC15の概要

2009年9月30日新発売、BOSE QC15。undefinedボースオンラインストアのみで限定発売され、価格は39,900円

2009年9月30日新発売、BOSE QC15。 ボースオンラインストアのみで限定発売され、価格は39,900円

BOSE QC15は、周囲の騒音を電気的に緩和する「ノイズキャンセリング」機能を搭載したヘッドホン。2009年9月30日に新発売された、BOSEの最新モデルです。

耳をスッポリと覆う、密閉型オーベーヘッドタイプですが、元来、飛行機の中で「ゴー」と言う騒音を緩和するために開発され経緯もあり、コンパクトかつ軽量で、携帯用途にも適しています。

音楽を聴かない時でも、ケーブルを取り外してイヤーマフのように装着し、ノイズキャンセリング効果だけを利用する事も可能です。

動作には単四電池が1本必要で、ケーブルを接続するだけの普通のヘッドホンとは異なります。

製品の肝は、なんと言っても、騒音低減効果。BOSEが自信を持つ、新型QC15のノイズキャンセリング効果を、実際に新幹線の中で試してみました! 使い勝手、携帯性、気になる音質もレポートしますので、お楽しみに!


感動的な低音ノイズ除去

新幹線の中は、騒音で満ちている!今回は、騒音の比較的大きい旧型700系でテスト。

新幹線の中は、騒音で満ちている!今回は、騒音の比較的大きい旧型700系でテスト。

走行中の新幹線の中は、実はかなりの騒音で満ちています。筆者鴻池が騒音計で測定したところ、常に70dB~80dB程度と、一昔前の掃除機レベル。トンネルに突入すると、100dBを超え、電車のガード下並みの大騒音でした。

東京-大阪間では、約2.5時間、この大騒音に晒されるわけで、疲れやストレスの原因とも言われています。そう言えば、筆者鴻池も、ただ座っているだけなのに、非常に疲れるのが不思議に思っていました……

本題に戻りますが、この新幹線車内という騒音下で、BOSE QC15の効果はどうだったのでしょうか。

耳を覆うよう、頭部に正しく装着してみると、密着度の良いやわらかなパッドのお陰か、これだけでも若干静けさが得られます。そして、ノイズキャンセリング機能をONにすると、それまで「ゴォー」と地鳴りのように耳を刺激していた騒音が、「サー」という感じに変化! 低音がスパッと見事に切り落とされたように感じます!

この低音ノイズの除去能力は感動的! 音楽を聴き始めると、音楽で残りの「サー」という騒音はかき消され、新幹線の車中である事を忘れるくらいです。筆者鴻池は、装着後30分くらいで、あまりの静けさに、グッスリ眠ってしまいました。


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