経験者の多くは「いてもらってよかった!」
立ち会ったほうがいいの?イラスト/平井さくら |
病院、産院の理解、それから職場の理解も少し進んできて、立ち会い出産の定着度は増しています。万が一途中で心配なことが起きても、ふたりで医師の話を聞き、一緒に考えてもらえるのも安心ですね。
「いてもらってよかった!」という人の理由はなんといっても「感動が分かち合えたから」のようです。また「私の彼は産後の家事、育児に活躍してくれたのですが、立ち会い効果かも?」という声も多く聞かれます。「そこにいてくれるだけで安心だった」など、パートナーの頼もしさに改めて感じ入り感動した、といううらやましい人もいます。
中には、集中力がなくなる人も
逆に、不満の残った人には、「腰のさすり方が下手」「的を得ないアドバイスをされた」といった声が多く聞かれます。よかれと思ってしたサポートを、彼が「ハズしてしまった」ケースです。発散するタイプの女性はこんな時、キレてしまうことも。一方、抑えるタイプの女性が我慢をしてしまうのも、精神的によいことではありません。いずれにしても、夫について何かが気になるということは気が散ることにつながり、陣痛への集中力を弱くします。
動物的な姿を見られたくない
はじめから立ち会いをしない人によくある理由には「動物的な姿を見られたくない」「女として見てもらえなくなるのでは」というものがあります。私の知る限り、こうした結果になったという人はほとんどいません。だから「性的な冷め」は「立ち会い出産」とは別問題ではないかと思うのですが、この不安は、たくさんの人が持つようです。ただ、こうした立ち会い出産への不安、不満は、妊娠中の準備で防げるかもしれません。
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