納得できる道を見つけよう
精神科領域のところに相談するのは抵抗がある、と思う場合、かかりつけ医に相談して紹介してもらうのもひとつの方法でしょう。ただ、必要な場合には専門医師をちゃんと紹介してもらえるなら問題ありませんが、「食欲がないのなら」と胃薬をもらっただけになってしまうと問題は解決しません。
岡野先生の専門外来を受診する人は、地域の産科の先生からの紹介が多いそうです。しかし最近では、ネットから自分で探し当てて訪れ、セコンドオピニオンを求めに来るお母さんも増えているということです。積極的に自分で納得できる治療を探すことは大切です。
「精神科」と聞くと敷居が高く感じられるかもしれません。でも、心も身体のように具合が悪くなることはあり、そのいやな状態は必ず治るのだということを思い出して下さい。
お産のメンタルケアの記事を取材して
産後に涙にくれる人が多いのは以前からわかっていましたが、その涙の意味について少しわかってきた気がしました。そういえば私も、初めての出産後は時々泣きたい気分に襲われ、でも「こんなことはおかしい」と思っていました。でも、それはおかしくない!とわかりました。
お産では身体だけではなく、心も大仕事をします。これから出産する方、自分をどうぞ大切にしてください。
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産後うつ病・マタニティブルー
産後
◆もっと知りたい方へ
PSI-JAPAN (周産期のメンタルヘルスを支援する国際組織 Postpartum Support International-Japan)
PSI-JAPANは産後うつ病の方への支援を目的に他分野の専門家が集まっているネット ワーク。もとは米国のものですが、日本支部も作られました。 サイトでは産後うつ病の基礎知識はもちろん、実感のこもった体験談もたくさん。この病気を理解するのに最適なおすすめサイトです。
ママブルー
ご自身が産後うつ病を克服した体験を持つ女性・みや崎さんが2004年10月に友人と立ち上げました。みや崎さんの闘病記や回復に役立った書籍の紹介、リンク集など、女性側からの情報発信サイト。各自治体の相談窓口情報もあります。