洗える枕、洗えない枕
睡眠改善インストラクターの折原さん。枕選びの基準は「その方の心地よいと思われる感触と、データにより立証されている適正な高さです」とのこと
臭いやアレルギー対策で枕を丸洗いしたいと思う人に人気なのは、素材が“ポリエステルわた”や“パイプ(ポリエチレン)”の枕。ポリエステルわたは吸湿性はほとんどないものの通気性がよく、ダニなど虫の心配が少なくて、わたぼこりも出にくいそうです。パイプの枕を洗濯する時に柔軟剤を使うと、静電気防止効果で布団やカバーから出る埃の吸着を防ぐほか、滑りがよくなって使い心地がよくなるそう。多めに使うのがコツとのことです。
中には「ポリエステルわたは柔らかすぎだけどパイプは固すぎて苦手だ」という人もいますが、折原さんによれば「そういう方のために、ロフテーの枕には“低反発炭パイプ”という、肌へのあたりが柔らかなものもありますよ」とのことでした。
一方の「洗えない枕」の素材は、ウレタンパフやウレタンフォームなどウレタン製のものや、そばがら、シルク(絹)。寝心地のよさではどれも人気の高い素材ですね。羽毛(ダウン)や羽根(フェザー)は洗えないイメージですが、「羽毛(ダウン)の枕はクリーニングに出してください。羽根(フェザー)はあまりおすすめはしにくいものの、洗濯できないこともありません。素材の劣化が早まるため頻繁な洗濯は避けてください」と折原さん。日ごろのお手入れが長持ちの秘訣になるようです。
それでは次は、枕の素材別お手入れについて教えていただきます >>