金の売却法で押さえておきたいポイント
金の価格がここ数年、大幅に上昇しました。そのため、持っている金を売りたいと考えている人も多いかもしれません。金を売却しようと思ったら、真っ先に金の価格を確認しましょう。安いよりも高く売る方がいいですから、価格の動向は押さえておいて損はありません。金の売却を考えたら、どのような流れか事前に確認しておきましょう。
次に、売却先を考えるわけですが、金を購入した所に持ち込むのが手っ取り早くて良いでしょう。金を売却する手数料は業者によって異なりますが、時には、他社の物は受け付けてくれない場合や、買取価格が安くなる場合があるからです。
そして、売却する業者が決まったら、全部売却するのか、それとも部分的に売却するのか、金をどの程度(重さ)売却するのか決めましょう。というのも、売却する金の重さによって売却の際に支払う手数料が異なりますので、事前にいくらなのか確認しておきましょう。
なお、売却の際には身分証明書が必要になります。忘れないようにしましょう。
金の税金はどうなる?
金の売却で利益が出た場合ですが、通常は譲渡所得となって総合課税が行われます。そして、他の譲渡所得と合わせて、年間50万円までの特別控除を受けられます。ただ、売却を頻繁に行わない場合は、継続取引には当たらないという判断から、保有期間(5年以内か5年超か)に応じて、「短期譲渡所得」か「長期譲渡所得」かに区分されます。また、個人が営利目的に継続的に金の売買を行っている場合は、一般的に「雑所得」として扱われます。
個別のケースに応じた所得の種類等の判断は税務署で行なっています。詳しくは国税庁ホームページや近くの税務署に確認するとよいでしょう。
純金積立の解約については、「純金積立で積み立てた金。どう売却する?」を参考にして下さい