WHO・ユニセフ認定 「赤ちゃんにやさしい病院」とは
赤ちゃんに優しい病院
母乳育児に関心がある方がネット検索しますと、WHO・ユニセフ「赤ちゃんにやさしい病院」が出てきます。これは、母乳育児について、正しい考え方、方法を守っていると認定された病院です。
WHO・ユニセフ認定「赤ちゃんに優しい病院」
ここに病院のリストが載っていますが、残念ながら、病院の数も少なく地域に偏りがあります。こんな病院で母乳育児をしたいと意気込んでも、多くの方は通院すらできないということです。
一方、赤ちゃんにやさしい病院と認定されていない病院が「赤ちゃんにやさしくない病院」というわけではありません。母乳育児の面も含め、お産をすることについての総合点では、あなたにとって、より素晴らしい病院が、近くにあると思います。そこでも、多くの方がステキな母乳育児を行っておられるはずです。
自分にあった産院選びを
最近の医療事情で、通院可能な産科施設でさえあれば、選んでいられない方も多いと思いますが、医療内容に納得できる、自分にあった産院選びは大事です。
「私は母乳育児を頑張るぞ」と、力の入った方が、ご自分のイメージに合わない環境でお産をされると、混乱したり、母乳トラブルになります。特に、まじめで、几帳面な方は要注意です。
本当にこだわるなら、「赤ちゃんにやさしい病院」を選ぶのも1つの方法です。また、これからの育児を考えて、80点主義で充分、いや、私は赤点じゃなければ、まあ、イイわ、やっと60点越えのお気楽主義で行こう、などの育児もOKですよ。 完全を目指して挫折したら、育児まで挫折することになりかねないですから。
ただし、どこでお産するにしても、母乳育児のための正しい考え方は同じです。それが母乳育児成功のための10か条です。「母乳育児成功のための10か条」記事で紹介しますが、実は、これは医者、助産師、保健婦など、医療提供者側が守る条項なんです。裏返して言えば、母乳育児が成功しないのは、お母さん方の責任じゃない、ということなんです。